改めて、ビートルズ

2025-01-04 | イラスト
新年明けましておめでとうございます。

満★乳斎です!

さて、令和7年に突入しましたね。私は次の6月で46歳。
姉の部屋からカセットテープを拝借し、ビートルズを聴き始めてから35年が経過したわけですね。その間私の世代の視点で行くと、中学3年でアンソロジープロジェクト。ここからCD買って大量の挫折者が生まれた不幸な世代でもあります。特に1枚目のCDはオリジナルを通過しないで行くと危険ですよね。薄い存在ですけどその前にBBCライブ2枚組ってのもありました。こちらの方がまだ、ビギナーには親切でしたね。ジョニーBグッドなんかで、ロックンロールに進んだ人もいるんじゃないかな。ベイビーイッツユーのシングルなんかも良かったですよね。ディスクにアップルのロゴがバシッと入って、それはアンソロジーにもつながりますが、ロゴの印刷がBBCの方が綺麗だった。中学生だったんで、もう宝のように眺めていましたよ、僕は。

そんなわけで、1990年からビートルズを聴き始めたのはとても幸運だっと思う。初めは姉のミックステープ。今にして思えば、あの選曲の妙が私にとっての入り口だった。そして、廉価版の3枚組CDである程度代表曲を聴き、初めてのオリジナルアルバムは中学一年の時、輸入版でアビーロード、そしてレットイットビー(ダイクマで買ったってのは以前このブログで語ったよね)親に買ってもらった。翌年、中学校の水泳部の顧問森田先生から映画レットイットビーをお借りする。初見の映像があれだっとは、渋すぎますね。でも先生には深く感謝しています。もう何遍も見ました。で、満を持して自分で貯めた金でサージェントペパー、ホワイトアルバム(どっちが先だったか失念しました!)でそれらを聴きまくってからのBBC。で、早熟ながら、中華街(横浜の)の裏路地にあった「トラックス・ジャパン」というビートルズ専門店に通い出します。加藤マスターの元でブートレグ沼に浸かった矢先のアンソロジー。本当に幸せな時を過ごしました。だって、過去の遺物ではなく、リアルタイムでホットな情報が届いてくるんですから。横浜高島屋でビートルズ展があって、ルーフトップのジョージの上着が飾ってあった。痺れましたね。僕にとってビートルズは音楽だけじゃなく、ファッションでも教科書のような存在だったんです。あの時買ったサージェントのバッヂは今も大切に持っている。中学時代の思春期、僕にとってビートルズはガイドラインのような存在だった。で、そこに導いてくれた大人たちの存在もとてもありがたかった。彼らは本当の意味で私の教師であった。

高校に入ってもアンソロジーは継続中。高校の中で私が最も憧れていた存在が美術を教えにきていた非常勤の三沢先生。もう引っ付き回っていたな。先生の真似してNBの996履いて、勧められてクラークスのデザートブーツ買って。でも今思ってもどれも輝いてる。ビートルズのように。で、先生もこれまた相当なビートルマニアで、ものすごい深い、芸術を通した視点での話をたくさん聞いた。僕は例のトラックス・ジャパンのカタログなんかを先生に届けてて、リチャード・アベドンのポスター探したりしていた。サージェントのジャケットデザインのピート・ブレイクの偉大さ、だったりホワイトがいかにすごいアルバムであるかだったりも三沢先生から教えてもらった。レコードコレクターズも愛読するようになり、先生の話をより理解できるようになった。和久井光司の文章は特にスリリングで大好きだった。表紙を安西肇さんがデザインしていたのがカッコ良すぎて、そこから安西さんもチェックするようになった。普通中学時代の熱狂は淡い思い出として風化するようだが、私のビートルズ熱は高校時代を通じてより進化し、脳内を拡張していったように思う。そして、高校2年私はアメリカで二ヶ月半過ごす。そこではカルチャーの向こう側にあったサイケデリックなリアルが待っていた。コロラド州、ボルダーという街で僕はバリスファミリーのお家にホームステイさせてもらった。同級生のマットはイカしたやつで、彼の黄色いボルボは「イエローサブマリン」と呼ばれていた。それに乗せてもらいボルダーハイスクールへ通うわけだ。彼も中期以降のビートルズは持っていて、ホワイトアルバムをリクエストしてかけてもらった。オアシスのヒット曲スーパーソニックでもイエローサブマリンは出てくるし、やっぱりまだまだ現役でしたね。ちなみに僕が唯一ギターで弾き語れるのはイエローサブマリンです。アンソロジーもちょうど2の頃。サイケ全開な中、ヒッピーの聖地ボルダーという街で僕はハイであるとは何かを知りました。17歳を迎える誕生日はグランドキャニオンでキャンプしていました。そこでの神秘体験。ボルダーにあるナローパ大学創設に関わったアレン・ギンズバーグに夢中になるのはこのずっと後のこと。このアメリカでの経験により、カルチャーであったビートルズの存在がより身近なもののように感じるようになった。体得したっていうのかな?

で、大学時代ビートルズはすでに栄養へと変わり体の内側にあるような、そんな感じで貪欲にリアルでホットなものを全力で求めました。遊びであり、服であり、旅行であり、そしたら大学三年で火傷からの結核、肺気胸で入退院を繰り返す日々がやってきたヤァヤァヤァ!そんな状態でもなんとか、憧れの会社「ギャバンスパイス」に内定をもらい、卒業もできた。いやあ、きつかった!

社会人生活、これまた会社の買収劇やら交通事故やら様々なヘヴィーな現実との遭遇。ハイなんて言ってられません。この日本社会は。その間、レットイットビーネイキッドでしたが、どうでしょう、そんなにグッと来なかったかな?聴きましたけどね。まあ、当時のやさぐれた気持ちにはフィットしていたと思います。あの陰鬱な雰囲気。

で、退社し、実家の店を手伝いながらブラブラする日々。その中でブログをやるようになり(このブログ)脳内のカスをネットに放つようになる。しっかりと実家を継ぐことを考え親の会社に入社。ヘヴィーに固まる前になんとかふんじばり自費出版の本を出す。NEW SENSE。親友の聖一君によるポートレートを表紙に。で、私としてのメッセージ「ビートルズの次がしっかりいねーじゃねーか!新しさとは、まずFAB4を屠るとこからなんじゃねーの!?」ってことで黒字にホワイト当時の四人の顔が浮かび上がるネクタイを結んだ。その後、やっぱり飲食業は怒涛で、もう必死に働いた。魂も、体も重たくて苦しかった。2007年、友人の結婚式で渡米。ボルダーに再び訪れ、深く一服。やっぱいいなあ。

2009年、結婚するわけですね。そこでビッグニュース!ビートルズ全タイトルデジタルリマスター、そしてモノボックス発売!それに合わせて、boseのウェイブサンド2でしたっけ?あれを買い新居にて新しい生活と共に新しいビートルズとの再会でした。感動的だった。大瀧詠一氏が語っていた予想外の優しい音(正確な発言ではありませんが)これが当時の最先端って気がした。柔らかいんですよね。新婚のウキウキとあいまり私にとっては大好きな音像でした。翌年、娘を授かりしばらくの穏やかに暮らす。

2013年、再びボルダーへ。あの、マットの結婚式!いやあ、俺はつくづく思ったよ。もう30歳を超えて、いよいよ背負って立たねーとなあ。つってね。ハイであるよりも、決意を胸に帰国したよね。今も覚えてる。で、予算もらって、店舗改装して、自分は会社全体を見る立場になった。会社で一番の収益が上がる店舗に関わるようになり、まさかの古参の社員からの攻撃を受けそこから社内での内戦のような状況へ。そこから怒涛の展開が続き殺気立つ中、まさかのビートルズ!ジョージマーティンの息子によるリミックス!サージェント40thエディション。これはすごかった。全ての音が磨き上げられ増幅し、前回のリマスターの優しさとは打って変わり、もうどぎついまでの迫力で迫ってくるんですのも。いきりたった私にはドンピシャ。ハイってよりはラリってる感覚に近いか。決して健康的ではないですが私の助けにはなりました。徐々に疲れが溜まりやさぐれ始めた2018年秋、そうですホワイトアルバム40th記念版。やってくれました。息子ジャイルス!もう、胸の奥底までドバッと音が入ってきましたよ。川崎駅まで車路駐して、レボリューションno9を宙を見ながら聴いていましたもの。救われたってよりは、内面の感情と同じものが音として周りを漂っている、爆音で、という感じ。そこにはこれまで過去の音源でずーっと聴き込んできたのももちろん影響してるでしょう。で、ただ、同じものを引っ張り出してくるノスタルジーじゃなく、全く進化を遂げて、今まで聴こえなかった背後の空気感まで届けてくれるという。なんというギフト。涙は出ませんでしたが、震えていました。で、2019年夏にアビーロード。僕にとってはサージェントからここまでがジャイルスリミックス三部作って思ってる。

2020年から、コロナに世界は包まれるわけですね。僕たちの飲食業にとってもまさに暗黒の数年間だったわけです。その間に会社内で私と妹が争うことに。これまでずっと仲良くやってきたはずの兄妹でしたが、彼女は会社を去ることに。私はそのことが理解できず苦しんでいた時、YouTubeでマドモアゼル愛先生の話を聞くことに。占星術の知識をもとに見てみると、妹の最後に言っていたことがとても、深く理解することができた。そして、自分という存在の要素も理解できるようになった。双子座であること。風のエレメンツであること。今ネットでも話題の「風の時代」大きな転換の時期に来ているんだと私も思う。冥王星が水瓶座に入ったのは昨年11月後半のこと。

ビートルズこそ、風の時代の音なのかもしれない。ジョンは天秤座でポールは双子座。私が心底通じたのは自分も風正座だったからか。あるいは、世界がここまで彼らを求めるのは、これから始まる「風の時代」に人々をチューンアップする働きがあるからか。
そう思うと、私が2005年に彼らを屠らねば、と思ったのは間違いで、彼らの側にたち滅びゆく過去の時代「土」との切り離しに尽力すべきなのだなと今は思う。政治の腐敗、組織の崩壊、性加害の悍ましい実態などなど、まさに屠るべきはそちらの方ではなかろうか。これからと先ほど打ったが、実はもう始まっている。そしてそれはこの先かなり長い期間人類が過ごす世界である。まだ目にする現実はかつての虚であるがそこに未来はない。正直、屠るなどと言わなくても、風化しいずれ消え去るんだろう。今私たちが必要なことはがんじがらめではなくなった時、どのように生きるか。明るく、楽しくいられるかということを想像することではないだろうか。
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おう、聞いてくれ!俺の言葉を!

2025-01-03 | イラスト
わーたーしーはー

「お金ほーしーいー」
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さざめく岩の音 我関せず

2025-01-03 | イラスト
見晴らしのよろしい丘に今いて候

眼下に広がるはしけた港のあれやこれ

いっそのこと全部沈んじまえやこの野郎

その目的はなんだ、行動の原理はなんだ

社会だなんだ、仕組みだなんだ、ウィンウィンってかアホか

国内ウィンウィンつーならよう、なんであいつは人刺したんだ!!

ルーザーの方が多くねーか!?


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スラっチョハンドリング

2025-01-03 | イラスト
ポミ、シューチー

チュルチュクロン ぴーチー

サマーワレン

タヨタヨモンレー


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ホゲホゲ一丁!

2025-01-03 | イラスト
バカなみんな、何してる〜!?

あああ。

もうヤンなっちゃうぜ。新年!?

目が冴えてきました。くるくる回るよヴィジョン。

おえっ おえっ


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