これからの10年

2011-10-31 | イラスト

時代の一歩先をゆく

今晩は、満★乳斎です。


タイトルにもあります通り今回は少し先へ視点を向けてみましょう。

まず始めに、根っこの部分から。

この100年くらい、自分の人生の主役は自分でした。

当然かと我々思う訳ですが、それまでの人類の歴史をみると

実はこれがとても特異なことであることが分かります。

貧しい庶民にとって、自分の人生はまるまる家族に捧げられているし

身分の高い人間であっても、属する組織なり国なりなんなりのために

生きていました。

人が人生を自分の為に謳歌する。こんなことができたのは本当に最近の

ことなんです。20世紀末にそれは極まりました。

行く所までいった結果、その主たる自分に不安が生じ

「自分探し」なる本末転倒な現象が21世紀の幕開けを重苦しいものに

してしまいました。人は環境により作られる。環境から解放された

人は居場所を失ってしまったのです。

さて、これからの10年。自分の人生は再び環境のもとにおかれます。

2011年の3月11日におきた震災により、一夜にして世界は

かつてそうであった様に、自分の力ではどうにもならないものへと

変わりました。その変化に気付いていないおくれた人のことを

野暮と呼びます。

人生を楽しむなんてのが恥ずかしいフレーズとして響く時代が

やってきました。単純に「生きる」これなんです。

なんのため?と、変化に弱い人は思うかもしれません。

家族のためです。「自分の大切な家族」のためです。

家族がいません、という人は、まず家族を作って下さい。

自分探しの旅じゃなくて、家族を求めて下さい。

捨て身で家族を求めて下さい。

自分以上に大切な家族の為に生きる。自己犠牲のこころ。

この単純明快な流れが根底となり、色々と変わっていきます。

自己犠牲なしにはなにも始まりません。

中心に自分を置いている限りは時代遅れであり

過去の遺物です。

大人が家族の為に必死になることほど強いことはありません。

子孫のことを想えば当然、母なる大地を気遣わねばなりません。

どんどん、重苦しくなる訳です。

まともな生業が気楽な訳がないのです。

これまでの糧は、大地と子孫を犠牲にするものばかりであった。

この瞬間を生きる自分自分の為に。自分が楽しむ為に。

その価値観がいかに間違っていたか。


ファッション。
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the 対談

2011-10-24 | イラスト

みなさん、こんにちは。

満★乳斎です!

お元気ですか?

今日は、「the 対談」と題しまして

時事問題なんかを掘り下げてみましょう。

今回登場しますのは

ロバート・パンティ教授と

聞き手のゆうすけ二名。どちらも架空の人物です。

では、参りましょう。

パンティ(以下パ):「ハウ ドゥ ユウ ドゥ」

ゆうすけ(以下ゆ):「アイム ファイン センキュウ」


ゆ:「本日はウーマン大学名誉教授、パンティ教授に

   現在の世界情勢を伺ってみたいと思います。

   では教授、よろしくお願い致します。」

パ:「トルコで大地震がおきましたね。

   1999年の大災害以降、最大規模ではないでしょうか。」

ゆ:「今後、どうなっていくと思われますか?」

パ:「人命の救助、これがなにより優先されなくてはいけません。」

ゆ:「経済への影響はどうでしょう」

パ:「中長期的に見れば、プラスとなるのではないでしょうか」

ゆ:「具体的にお願いします」

パ:「復旧、復興へのプロセスの中で新しい経済のプロセスというのが産まれるんです。」

ゆ:「プロセス、これは一体なんですか?」

パ:「物流システムであったり、インフラ設備への再投資であったりあげたらきりがない

   ですが、そういった仕組みが大きく変わるとうことです。」

ゆ:「道路が新しくなったりということですか」

パ:「それもひとつです」

ゆ:「旧体制の問題点が、この震災により改善されるということですか」

パ:「そう考えております」

ゆ:「タイの浸水被害も深刻ですが、こちらについてはどうでしょうか」

パ:「先週まで私チャオプラヤ河周辺におりまして、調査をしていたんですね」

ゆ:「どうでしたか」

パ:「かなり、深刻です。

   どのうを積み上げる作業を私も手伝いましたが

   私自身の無力感を痛感しましたね。」

ゆ:「誰もが感じている無力感というやつですね。」

パ:「一市民から、国王まで、無力感ですね。」

ゆ:「うつの人もいるんですか?」

パ:「今回の滞在では、誰がうつで誰がうつでないかは分かりませんが

   それっぽい人は多かったですね。」

ゆ:「日本でもうつは大変深刻な問題ですから」

パ:「私も、うつを長いこと患っていますから

   ある程度、この病気の知識はある方です」

ゆ:「昔はノイローゼなんて呼ばれていましたよね」

パ:「ギリシャも、危険です。」

ゆ:「ヨーロッパ発の世界金融恐慌なんて起こるんでしょうか?」

パ:「もうすぐ起こりますよ」

ゆ:「私達の生活への影響はありますか?」

パ:「円高が進み、株価は下落。医療福祉の質の低下

   増税、放射能汚染による食の不安

   これらすべてが、ヨーロッパのせいではないですがね」

ゆ:「それらを防ぐでだてを教えて下さい。」

パ:「防ぐことはできませんが、参考になるであろう話を

      
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2011年10月20日木曜日

2011-10-20 | イラスト

午前8時30分、起床。

水、栄養ドリンクの順に飲む。

カーテンが開いていないのでやや暗い。

ヤフー、と地震予知サイトと、フイナムと、数人のツィッターを見る。

歯を磨き、着替える。

どこかのスーパーで買った黒のトランクスに

ジーンズはアメリカ製の505。W31、L33でレングスは今は亡き

ビームスプラス渋谷のゾバタさんに相談し若干の裾上げを頼んだもの。

まだあまり履いていないのでワンウォッシュ程度の濃さ。

ヘインズのTシャツに

バランス&ハーモニー'09年モデルのシャンブレーシャツ。

紺ブレをはおり

財布を左バックポケット

ウォレットチェーンを装着

アンゴラ毛のあたたかい靴下をはき

ニューバランス1400を履いて出発。

マンションの、玄関ではなく通用門から出る。

急な坂を下り、古ぼけたロッテの社宅を横切る。

眼下に見渡しの良い景色が広がる。

少し肌寒いが、足早に歩く分にはちょうど良い気候かな。

徒歩7分で床屋に到着。

先客が一人いたが、もうじき終わるところだった。

マッサージ中なのでそう分かった。

夫婦でやっている床屋なので、おじいちゃんはいるはずなのだが

出てこなかった。すぐとなりの居間のテレビの音はしていた。

私の番になり、椅子に座る。

いつもの通りとオーダーする。

横スッキリ、上は立たない程度。これしかない。

もみあげだけは毎回聞かれるが、普通で、と毎回答えている。

普通、と言うとテクノカットより一センチ下あたりで剃られる。

切られている間のおばあちゃんとの会話は

生涯現役が一番、仕事を辞めたら私はボケると思う

お向かいにある小児科の先生がゴルフ好き

その横のマンションはこの十数年で価格が半分になった。

だから今の時代は新築を買うより賃貸か安めの中古でいい。

息子夫婦は新築を買ってしまったので動けない

この店の並びは昔は賑わったが今はさっぱり駄目

古くからのマーケットも店が減ってきた

皆大きなスーパーへ行ってしまうから

自分もそうらしい。

店の裏にあるお寺がテレビ番組、ちい散歩に登場する

そのまわりのひなびた商店街をちいさんが歩く。

この建物は古いからあちこち腐っているらしい。

僕は古いものが大好きで、だからここの床屋に

通っているのだが、この「腐る」という表現に

内心少しゾッとしてしまった。

日本人は見栄っ張りだから古いものはすぐに捨てる

私のダブルベットはもらいものだよ、ひとり広々そこで寝てる。

もうがたきてるけどね。

おじいちゃんはどこで寝ているんだろう?

そんな話をしていた。

シャンプーは後ろの洗面台に移動する

なにしろ80年前の設備そのままなので

色々と不便がある

陶器の洗面台は割れているし

シャワーははじめ冷たいしね。

でもどんなラグジュアリーな美容院にいくより

僕はこの床屋さんで癒されるんだ。

おばあちゃんの話はやにリアルだったり

おじいちゃんは手が震えていたり

するけど、僕はこの床屋が大好きだ。

そんなことを再認識してる間に洗い終わり

気がついたらへんなトニックをかけられ

いつもこれをやめてもらうんだけど、くさいから

こっちがぼーっとしてるとさっとかけられてしまう。

この強烈な匂いは一日中とれないからつらい。

終了し、3600円を英国製RUSTの長財布から払う。

外に出ると、暖かな日差しをうけていい気候になったいた。

すっきりした気分で坂を上り家に帰る。

娘が食事をしていた。

シャワーを浴びてトニックを洗いおとし

着替える。

ビルズカーキのチノパン、ビームスプラスのアーガイルソックス

下着はそのままでトロイのホワイトBDシャツ、紺ブレ。

靴はパラブーツの黒シャンボード。

鞄はブリーフィングのブリーフケース。

布団をたたみCDを片付け

妻と娘に挨拶して出発。

カローラに乗り込み、坂道を下る。

坂道を上り、図書館の裏の駐車場へ。

築55年の図書館の裏側はとてもさびれている。

鉄の門もあちこち錆びている。

車を降りて、店へ向かう。

私のつとめるレストラン。

テラス席にひとり老人がコーヒーを飲んでいた。

80席ある店内は6割ほど埋まっている。11時45分。

12時から26名の予約が入っており、その準備をする

予約以外の席はすぐに埋まり、店内はヒートアップ。

12時に3階事務所へ出前もあるので、その準備も。

女性スタッフがストロベリーパフェを作っていたのだが

ソースがうまくかけられないと焦っていた。

私が代わりにかけようとして、ソースの容器をかたむけた所

ふたがとれてソースが作業台にぶちまかれてしまった。

私もてんぱってしまった。もう、12時ではないか。

まずはストロベリーパフェを仕上げ、ふきんを3枚使い

作業台を拭いた。

なんとか26名が入店する頃には体勢を整えることができた。

多数の老人にまぎれ、数名中年といった感じ。

全員ハヤシライス。ちゃっちゃっとサービス。

一人1000円だから2万6000円なり。

出前も別のスタッフが対応し、無事のりきった。

12時30分、店を後に車で出発。

家に帰る。

今日は生命保険の営業マンがくる日なのだ。

アフラックの営業。48歳。既婚男性。

我が家で商談。

1時間は正座していた彼も、途中からあぐらをかいていた。

白シャツのステッチが紺色なのと、靴がとんがっていたこと

よく咳をすることが気にかかったが、人としては悪くないやつだった。

あと、ニコチンのことをコチニンと間違えたのが印象に残った。

前職はなんだったか尋ねた所、タバコ会社にいたということで更に

強い印象となる。いい意味で。

1時間半ほどで商談は終わり、営業マンは帰っていった。

ドアを閉めた後も廊下で咳がひびいていた。お大事に。

妻と娘を耳鼻科の病院へつれていくことに。

車に乗り込み出発。

車をロイヤルホストにとめ

そこから歩いて2分の病院へ。'90年代の古き良き日本

といった感じの建物だった。

私はそこで引き返し

ロイヤルホストで時間をつぶすことにした。

持ってきていた小林信彦の悲しい色やねんを読もうと。

席に案内され、ドリンクバーをオーダー。

カラメルなんとかというハーブティーを飲む。

持ち込んだ小説を読むことに。

彼の文書が好きでもう何冊も読んでいるが

今回もいい感じだなと、その世界に引き込まれたところ

妻と娘が入ってきた。

中耳炎の心配をしていたが、大丈夫だったそうで安心した。

イタリアンフェアを実施していたので私はパスタのアラビアータ

妻はきのこクリームを注文

どちらもなかなかの美味でした

食事を終えて、

スーパーへ買い物に。

木曜日は野菜が安いのである。

娘は私が抱き、3人でスーパーへ。

パヒュームば宣伝している弱い氷結果汁108円をかごにいれ

私は車へ戻る。

車内で娘と歌をうたい妻を待つ。

しばらくして、妻が戻り

出発。

家に着く頃には娘はうとうとしていた。

布団を敷き、娘を寝かせる。

私は小袋のカラムーチョを食べた。

そして、このブログをうち始めたというはなし。


これが私の経験した10月20日である。

過ぎ去ってしまえば愛おしくなるであろう1日の記憶である。


日本がTPPに加盟したとしたら、この日常がどうかわるのだろうか。

みもの、である。
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毎日の生活

2011-10-08 | イラスト

時間ぎりぎりまで

起きては寝てを繰り返し

布団から飛び出す

モリンガが入っている粉を水に溶き

飲む。

コンピューターを起動させ

バナナをかじりながらニュースを読む

気になるサイトをざっとみる。

シャワーを浴びて歯を磨き

下着を着る

ジーンズを着る

靴をはき家を出る。

カローラに乗り込み

坂道をくだる

坂道をのぼる

駐車場に車をとめ

店に入る

ディッキーズに着替える

靴を履き替える

掃除機をかけ

モップで床をみがく

便器を磨く

BGMを選びかける

エプロンをつける

蝶ネクタイをとめる

金庫を開け

現金をレジに入れて開店する。

注文をうけ

会計し

料理をはこび

食器をさげる

飲み物をそそぐ

食器を洗う

時折、アイスコーヒーを飲む。

昼食をとる

夕方になり

レジの金額を数え

その日の出来事を日報に書き

ファックスで送る

ジーンズに着替える

靴を履き替える

店を出る前にウーロン茶を飲む。

店のカギを閉める

妻にメールする

カローラに乗り込み

駐車場に生えている大木に挨拶する

坂道をくだる

坂道をのぼる

家に入る

妻に今日の出来事をはなす

娘と風呂に入る

風呂に一人のこり少し読書する

体をふいて

パジャマをきる

妻と夕食をとる

お菓子をたべる

コンピューターを起動させ

ニュースを読む

気になるサイトをじっくり読む

娘と遊ぶ

歯を磨く

布団にはいり

眠る。


この繰り返し

スティーヴジョブズみたいにはなれんわな、アッハッハ!
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