あなたはハッピーですか?
ベイビー・・・
今日は、ハッピーですか?
明日は、どうですか?
ハッピーですか?
ベイビー・・・
知りたい。
みんながハッピーなのか。
ハッピー?
ベイビー・・・
透明になりたい・・・
不自然になりたい・・・
君に襲いかかってもいいかな
ベイビー・・・
ヘイッ マスター!
ウィーン・・・
ゆうすけ:「いらっしゃい。」
満:「どうも」
ゆうすけ:「あれ・・・?」
満:「どうも、満です」
ゆうすけ:「あ、そうでしたね、」
「失礼しました」
満:「ここいいですか」
ゆうすけ:「ええ。どこでも」
満:「 」
キ~・・・
ゆうすけ:「何飲みますか?」
満:「生で。」
ゆうすけ:「はいよっ!」
ウィーン・・・
客:「生中」
ゆうすけ:「 」
客:「生中で」
客:「聞いてる?」
ゆうすけ:「 」
客:「なんなの?何睨んでんの?」
「客を」
ゆうすけ:「 」
ガタン・・・
客:「 ! 」
ゆうすけ:「 」
客:「な 何よ!」
「離しなさいよっ」
「くっ・・・」
「く苦しい・・・」
ゆうすけ:「 」
客:「 」
ガクッ・・・
満:「どっどうしたの?」
「マスター・・・?」
ゆうすけ:「 」
満:「わっわ、!!」
ゆうすけ:「 」
満:「やっやめ・・・」
ガクッ。
ウィーン・・・
客:「こんばんはっ」
ゆうすけ:「おっ、」
「いらっしゃい」
客:「なに、寝ぼけた顔して」
ゆうすけ:「いや寝てないよ、」
「ちょっとパンフみてたの」
客:「パンフ?」
ゆうすけ:「パンフレット」
客:「真剣にパンフ見てたんだ」
ゆうすけ:「まあね、」
「座んなよ、とりあえず」
客:「あ、そうね。」
ギシ・・・
客:「生ちょうだい」
ゆうすけ:「はい。」
プシ~・・・
トン
客:「フ~のど乾いちゃった」
ゆうすけ:「暑いもんね」
客:「 」
グビ
グビ
グビ
グビ
ゆうすけ:「呑むねぇ、今日は」
客:「まぁね」
客:「マスター、さっき見てたやつ」
「パンフ、見せてよ」
ゆうすけ:「やだよ」
客:「なんか気になる」
「ね見せて 」
ゆうすけ:「これ」
ピラ・・・
客:「ジムじゃん」
「マスタージム行くの?」
「プッ・・」
ゆうすけ:「 」
「ちょっと運動したくてさ」
「最近ぷよぷよしてきてさ」
客:「うん、確かに」
「ぷっ・・・」
ゆうすけ:「でしょ、だからさ」
「結構本気なんだよね」
客:「 」
「プッ・・」
ゆうすけ:「通ったらまじがんばるよオレ」
「もうさ、レッチリのアンソニーみたいに」
「ムキムキになるまでやり通したいの」
客:「え~」
「どうかな~ それ」
ゆうすけ:「なんでよ」
「なにか変?」
客:「こんな店でねムキムキのマスターって」
「恐いよ 」
ゆうすけ:「んー。」
「この店で考えると」
「確かに変かも。」
「やっぱダメか」
客:「そ、止めときなって」
ウィーン・・・
客:「今晩は。」
ゆうすけ:「あ、どもっ」
客:「ここ、いいかな?」
ゆうすけ:「 」
「もちろん。」
キー・・・
客:「あれっ、マスターなんか爽やかだね」
ゆうすけ:「分かります?」
客:「うん、なんか サッパリしてる。」
ゆうすけ:「エステ行ったんですよ、昨日」
客:「 」
ゆうすけ:「メンズエステ」
客:「へえ~」
「どうなの、エスてって」
ゆうすけ:「バカにできないですよ」
「まじで。」
客:「凄いんだ」
「TBC?」
ゆうすけ:「高野ビューティークリニック」
客:「どんな感じ?」
ゆうすけ:「ま、説明は難しいですね。」
「うまく伝えられない。」
客:「揉まれるの?」
ゆうすけ:「ええ。いろんなとこを。」
客:「やらしいね、その表現」
ゆうすけ:「揉んでくんすよ、いろんなとこ」
客:「そこホントにエステなの?」
ゆうすけ:「当たり前ですよ」
「宣伝してる奴ですよ」
客:「でもま、ホントつるつるしてるよ。顔」
ゆうすけ:「イケてますかね?」
客:「男性が美肌でもな~」
ゆうすけ:「眉毛もやってもらったんですよね」
客:「ああ、そうだね」
「まいいや生くれる?」
ゆうすけ:「はいよっ!」
プシ~・・・
トン
客:「お、」
グビ
グビ
グビ
グビ
客:「っあ~・・・」
「ふう・・・」
「ねマスター、」
ゆうすけ:「なんですか?」
客:「阿部政権どう?」
ゆうすけ:「そうですね・・・」
つづく