柳沢大臣問題発言

2007-01-29 | イラスト
柳沢大臣、




お前の発言でオレの気分は最悪なんだよ


昼飯を最悪の時間にかえてくれたね



クソ野郎が



自分がなにをいったのか分かってんの?


はやく日本から出ていけ


白髪野郎



オレの拳をあんたの顔面にぶち込みてーよアホ



背広脱げよ


あるある大辞典のこともお前が謝れ



お前が機械なんだよボロジジイ



笑えっ


歌えっ


家で寝ろ


菓子喰えよ


床で寝ろアホ
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さっぱり太郎

2007-01-08 | イラスト

わし

からだ洗う

ごしごし

ごしごし


ひげ剃る

そりそり

そりそり


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スナック・ゆうすけ

2007-01-04 | イラスト
帰ってきました!

怒濤のスナック・ゆうすけ。



どうぞ最後までおつきあい下さい・・・






古びた街角
薄汚れた裏通りにあるスナック

建物に不釣り合いな自動ドア
ガラスは綺麗に磨かれている


時刻は午後5時


店は開いているのだろうか

分からない


中で何かしている男

ゆうすけ

ここのマスターだ


何か探している


引き出しをあちこち
開けている


あきらめた



彼はカウンターに腰掛け

宙を見上げている


蒸し暑い梅雨の夕暮れ


オレンジ色の夕日が

どこかのビルに反射し
こんな場所にまで届いている

ならぶグラス類
そこにオレンジの光が当たる

なんだか
そこだけみれば
昭和の香りがする



マスターがソワソワしてるせいで
せっかくのムードが台無しだ


彼は蠅を追っている


電気は着いていない

あえて着けていないのか


まだ開店前なのか


マスターはふと植物を見ている

その植物はおそらく
ポトス

彼はその中の一枚の葉を見つめている


うどんこ病だ

植物の病気で
真っ白い粉が葉を覆うのだ


彼はフッと別の植物を見る
ベンジャミン


うどん粉病だ


どうやら店内でうどん粉病は
空気感染しているようだ


その瞬間、
マスターは変な顔をした



危ない店だ







day 105

ウィーン・・・


客:「よっ」

ゆうすけ:「おっ、いい顔してる!」
     「パチンコでしょ!」

客:「ちがうよ」
  「そんなんじゃない」

ゆうすけ:「違うんすか」
     
客:「ま、生ちょうだいよ」

ゆうすけ:「めずらしい」

客:「いいから」

プシ~・・・

トン

ゆうすけ:「何があったんですか?」

客:「子供ができたんだ」

ゆうすけ「!」

客:「さっき電話でさ」
  「あいつもビックリしててさ」
  「あっ赤ちゃんできたわよーってさ」

ゆうすけ:「すごいですね・・・」

     「ま、じゃ」
     「妊娠に」

客:「かんぱーい」

グビ

グビ

グビ

グビ

客:「プヘーっうんまいねー」
  「父親になった一杯」

ゆうすけ:「家帰んなくていいんすか?」

客:「いんだよ 」
  「今日生まれるんじゃないし」

ゆうすけ:「待ってるんじゃないですか?」

客:「照れくさいんだよ」

ゆうすけ:「  」

客:「帰ったらなんて言えばいい?」

ゆうすけ:「おめでとう、ですかね」

客:「オレの子供でもあるんだけど」

ゆうすけ:「じゃ、」
     「うおーって叫ぶ」

客:「 」
  
  「それいい!」

  「叫ぶだけ」

ゆうすけ:「奥さんの名前を叫んだら」
     「どうです?」

客:「キヨコーっ!」

ゆうすけ:「胸が熱くなります」


客:「ウオーっ キヨコーっ!」


ゆうすけ:「ここでやってないで」 
     「早く帰ったらどうです?」

客:「 そうだな 」



day 110

OL:「ねえ、このメニュー・・・」

  「焼き宇宙って何?」


ゆうすけ:「  」

バッ!

OL:「何どうしたの!?」


ゆうすけ:「うあーっ」

ガダンッ

ダダダッ


OL:「ちょと何よっ!」



  「マスターどうしなのよっ」



ゆうすけ:「う う う う」

OL:「泣いてるの?」


ゆうすけ:「う~・・・」

OL:「泣いてるのね」




day 110

ゆうすけ:「どう?」


客:「いいっすね~」


ゆうすけ:「 」

客:「へへへ」
  「へへ・・・」

ゆうすけ:「いいでしょ」
     「ククク・・・」


客:「お、おおおお~」

ゆうすけ:「ん?」

     「ん~・・・」

     「クククククク・・・」

客:「   」




day 112

客:「生中」




ゆうすけ:「   」



客:「生中で」





客:「聞いてる?」


ゆうすけ:「    」



客:「なんなの?何睨んでんの?」

  「客を」



ゆうすけ:「   」



ガタン・・・




客:「 ! 」

ゆうすけ:屐 


客:「な 何よ!」


  「離しなさいよっ」

  「くっ・・・」


  「く苦しい・・・」



ゆうすけ:「  」





客:「  」



ガクッ・・・




day 113

ウィーン・・・


客:「こんばんはっ」


ゆうすけ:「おっ、」


     「いらっしゃい」


客:「なに、寝ぼけた顔して」

ゆうすけ:「いや寝てないよ、」
     「ちょっとパンフみてたの」

客:「パンフ?」


ゆうすけ:「パンフレット」

客:「真剣にパンフ見てたんだ」


ゆうすけ:「まあね、」

     「座んなよ、とりあえず」


客:「あ、そうね。」


ギシ・・・


客:「生ちょうだい」

ゆうすけ:「はい。」



プシ~・・・


トン


客:「フ~のど乾いちゃった」

ゆうすけ:「暑いもんね」

客:「 」

グビ

グビ

グビ

グビ

ゆうすけ:「呑むねぇ、今日は」

客:「まぁね」




客:「マスター、さっき見てたやつ」

  「パンフ、見せてよ」

ゆうすけ:「やだよ」


客:「なんか気になる」
  「ね見せて  」


ゆうすけ:「これ」

ピラ・・・


客:「ジムじゃん」

  「マスタージム行くの?」

  「プッ・・」

ゆうすけ:「  」

     「ちょっと運動したくてさ」


     「最近ぷよぷよしてきてさ」

客:「うん、確かに」

  「ぷっ・・・」

ゆうすけ:「でしょ、だからさ」

     「結構本気なんだよね」

客:「 」

  「プッ・・」


ゆうすけ:「通ったらまじがんばるよオレ」

     「もうさ、レッチリのアンソニーみたいに」

     「ムキムキになるまでやり通したいの」

客:「え~」

  「どうかな~ それ」


ゆうすけ:「なんでよ」

     「なにが変なんだよ」


客:「こんな店でねムキムキのマスターって」
  
  「恐いよ 想像だけでも」


ゆうすけ:「んー。」

     「この店で考えると」
     「確かに変かも。」


     「やっぱダメか」

客:「そ、止めときなって」




day 115

ウィーン・・・

客:「今晩は。」

ゆうすけ:「あ、どもっ」


客:「ここ、いいかな?」

ゆうすけ:「 」

     「もちろん。」


キー・・・

客:「あれっ、マスターなんか爽やかだね」

ゆうすけ:「分かります?」

客:「うん、なんか サッパリしてる。」

ゆうすけ:「エステ行ったんですよ、昨日」

客:「  」

ゆうすけ:「メンズエステ」

客:「へえ~」

  「どうなの、エスてって」

ゆうすけ:「バカにできないですよ」
     
     「まじで。」

客:「凄いんだ」

  「TBC?」

ゆうすけ:「高野ビューティークリニック」

客:「どんな感じ?」

ゆうすけ:「ま、説明は難しいですね。」

     「うまく伝えられない。」

客:「揉まれるの?」

ゆうすけ:「ええ。いろんなとこを。」

客:「やらしいね、その表現」

ゆうすけ:「揉んでくんすよ、いろんなとこ」

客:「そこホントにエステなの?」

ゆうすけ:「当たり前ですよ」
     「宣伝してる奴ですよ」

客:「でもま、ホントつるつるしてるよ。顔」

ゆうすけ:「イケてますかね?」

客:「男性が美肌でもな~」

ゆうすけ:「眉毛もやってもらったんですよね」

客:「ああ、そうだね」

  「まいいや生くれる?」

ゆうすけ:「はいよっ!」




day 116

ウィーン・・・



客:「 あっ、開いてる・・・ 」



ゆうすけ:「 」
 
     「い い いらっしゃい」

客:「どうしたの、マスター」


ゆうすけ:「っちょと 病気してね」


客:「随分長いこと休んでたよね」



ゆうすけ:「すすす すみません」



     「すすす すみませんでした」


     「すすすす」

客:「そんな謝んないでいいよ」

  「で、もういいの? 具合は」


ゆうすけ:「医者はもう、大丈夫だって」


客:「そうなの。」

  「まあ、働いた方が気が入っていいかもね」

  「じゃ、生ちょうだい」


ゆうすけ「   はいよ   」


プシ~・・・


トン


客:「じゃ、マスターの復帰に」

  「乾杯!」


ゆうすけ:「どうも」


グビ

グビ

グビ

グビ


客:「っあ~!」

  「うまい!」

ゆうすけ:「  」



客:「で、どこが悪かったの?」


ゆうすけ:「精神です」




day 117

ウィーン・・・


ゆうすけ:「あ、あの」


客:「やってます?」


ゆうすけ:「午後5時からなんですけど」

客:「あ、そう。今何時?」

ゆうすけ:「午前10時前です。」

客:「ちょっと待ち合わせでさ」

  「ここにいてもいいかな?」


ゆうすけ:「それは困りますよ」

     「  」


客:「金は払うよ」

ゆうすけ:「金は問題じゃないんですよ」

     「ルールなんですよ」

客:「堅い奴だな~」

ゆうすけ:「開店前は人は入れないんです」

客:「もういいよ」


ゆうすけ:「座んないで下さいよ」






day 119

客:「ねぇ、マスター」

  「初めてのキスは」

  「レモンの味なの?」


ゆうすけ:「知らねえ」




day 120

ウィーン・・・


客:「 」

ゆうすけ:「いらっしゃい」


客:「あ、ども」


ゆうすけ:「お好きな席でどうぞ。」


客:「 」

キ~・・・


ゆうすけ:「何します?」

客:「えーと」

  「ジントニック」


ゆうすけ:「はい。」

トクトクトク・・・


シュパッ

トクトク・・・


ゆうすけ:「はい どうぞ」

客:「 」

クッ

クッ

クッ


ゆうすけ:「お名前は?」

客:「?」

  「たけし、だけど?」




day 121

ゆうすけ:「春枝さんはさ、」

     「どういう人がタイプなの?」

客:「えー。」

ゆうすけ:「どんな人が好き?」

客:「なんだろうなー。」

ゆうすけ:「 」

客:「うぶな人」

  「かな。」


ゆうすけ:「えっ うぶな人って?」

客:「すれてない人」

ゆうすけ:「あ、俺全然すれてない」
 
     「だったら俺、うぶだよ」

客:「あとね、純粋な人」

ゆうすけ:「へえ~。」

     「結構、俺も純粋なんだよね~。」


客:「後は、」

  「二重の人。」


ゆうすけ:「面食いか!」


客:「ははは」

  「うける」

ゆうすけ:「分かった?タカアンドトシ」


     「そうか、二重か・・・」





day 122

ウィーン・・・

客:「どもー。」


ゆうすけ:「お、どうも」

客:「ちかりたにー」


ゆうすけ:「?」


客:「え、あ、つかれたなーって言ったの」


ゆうすけ:「何飲みます?」


客:「ネメチュウ」

ゆうすけ:「?」



客:「生中」


ゆうすけ:「ちゃんと言って下さいよ」

     「分かりませんから」

     「その口調」

客:「ごめん」


プシ~・・・


トン

ゆうすけ:「はい、おまち」


客:「ども。」


グビグビ

グビグビ


プピッ


ゆうすけ:「?」


客:「ごめん」

  「屁こいちゃった」


ゆうすけ:「もう・・・」

     「帰ってよ・・・」




day 123

ウィーン・・・


客:「 よっマスター」

ゆうすけ:「お、久しぶりだね~。」

     「なに元気してたの?」


客:「元気元気ぴんぴんだよ」

  「とりあえず生で」


ゆうすけ:「へ~」

     「5年ぶりくらいだよね~」


プシ~・・・

トン

客:「5年は経つよな。」

  「じゃ、ま・・・」


ゆうすけ:「再会に・・・」


客:「カンパーイ」

ゆうすけ:「メリークリスマース!」

客:「ちょっと早ーだろお前それ」


ゆうすけ:「ごめんごめん」

グビ

グビ

客:「 お前は変わんねーな」

  「ちっとも」

ゆうすけ:「お前もな」


客:「 」


グビ

グビ


ゆうすけ:「今何してんの?」

客:「ん? 俺か?」

ゆうすけ:「 」

客:「バスの運転手」


ゆうすけ:「へ~」

     「すごいね」

客:「厳しい世界よ」

  「バスも」


ゆうすけ:「厳しんだ」


客:「客はみんなお年寄りじゃんか」

ゆうすけ:「いや俺バスあんま乗んないんだ」


客:「平均年齢は70超えてるよ」

ゆうすけ:「すげ!」


客:「みんな耳遠くてさ」

  「注意しても聞かねんだわ」


ゆうすけ:「ストレスたまるね」


客:「手すりにつかまらないでさ」

  「スッ転んじゃったりね」

ゆうすけ:「おじいさん?」

客:「おばあさん」

  「後は喧嘩したりね」

  「席奪い合ったりね」

ゆうすけ:「バスの中って大変だね」


客:「まあね」






day 128

ウィーン・・・


客:「どうも」

ゆうすけ:「おっ珍しい!」


客:「久しぶりだよね」


ゆうすけ:「ですよね」


     「まどぞどぞ」


客:「よっこいせと」


ゆうすけ:「生でいいですか?」

客:「うん」


  「いや~・・・」


  「かわんないね~ここは」


プシ~

トン・・・


ゆうすけ:「かわりませんよ。」

     「うちは」

     「はい、どうぞ」


客:「じゃま、乾杯」

ゆうすけ:「 」


グビ

グビ

グビ



客:「くーっ・・・」



ゆうすけ:「 」




day 130

ゆうすけ:「あけましておめでとう、フミ」


フミ:「おめでとう。」

   
   「ゆうちゃん、それ何?」



ゆうすけ:「ん、」

     「みかん」




day 131

ウィーン・・・


客:「あけましておめでとー!」


ゆうすけ:「おめでとうございます」


客:「なんか今日暖かいよね」

  「よっこいせっと」


ゆうすけ:「暖房入れてますよ」

客:「だよね」

  「なしじゃまだ寒いよね」


ゆうすけ:「何します?」


客:「生以外って何があるの?」


ゆうすけ:「例えば?」


客:「マスターお勧めとかあるの?」


ゆうすけ:「なんか、ですね」

     「最近酒が美味くないんすよ」

客:「なんでもいいからさ」

  「マスターおまかせでちょうだいよ」



ゆうすけ:「ソフトドリンクでいいですか?」


客:「ん ん なんでもいい」


ゆうすけ:「じゃ」

     「Qooを」


トン・・・

客:「なにこれ、ずいぶんかわいいね」

ゆうすけ:「最近僕こればっかですよ」


トクトクトク


トン

ゆうすけ:「はい、お待ち」


客:「なになんかで割ったりしないの?」

  「氷もなし?」

ゆうすけ:「これが一番美味いんです」



客:「 」


グビ


グビ


グビ


客:「 」


  「ま、ジュースだよね。普通に」


ゆうすけ:「 」


客:「 」


ゆうすけ:「 」




day 132

外国人客:「スミマセン」


ゆうすけ:「はい、」


外国人客:「コノマチノ」

     「ホットプレイス」
     
     「オシエテクダサイ」


ゆうすけ:「 」

     「ホットプレイス?」


外国人客:「オシエテクダサイ」


ゆうすけ:「えー、なんだろ」


客:「川崎のラゾーナ、いいよ。」


ゆうすけ:「ラゾーナ。」

     「イズ ホット。」

外国人客:「オー、ラゾーナ!」

ゆうすけ:「イエス」
 

客:「この町じゃないんだけどね・・・」




つづく・・・
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探偵時代 8

2007-01-04 | ライフ

新年、開けたな・・・


オレは相変わらずだよ・・・

フッ・・・



ちょっと一服・・・


フゥゥゥゥ。


最近オレのオフィス、汚いんだぁ。

片付ける気が起きなくてさ・・・


ソファーには雑誌が山積なんだ・・・


ちなみにオレは今年 年男



どんな一年になるかな~。


幸せになりたいです。
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謹賀新年

2007-01-01 | ライフ
新年あけましておめでおとうございます。


満★乳斎よりお祝い申し上げます。


いよいよ2007年、やった!


それでは、昨年末からの僕の話を

聞いてもらいましょうか。


準備はいいですか?


あれは昨年の年末でした。


私は一年を締めくくるべく

いや、もっと言えば

一年を忘れるために山に入ることにしたのだ


和歌山の熊野の森


仕事が終わってすぐ直行


大好きな山へ入ったのだった


かって知ったる山道


宿も無事おさえられた

宿があるところは温泉があり

その温泉そのものがご神体と言う

スピリチュアルこの上ないところ

今の私のフェイバリットプレイスなのだ

つぼ湯 一説には日本最古の温泉らしい

毎日そこに浸かり

そして山へ出かけていく生活

やってきたんです

温泉は真っ白なんだけど

僕の頭もそんな感じで

もう、自分が誰かも関係ない状態になった

食事も究極に質素なもので

まさに神秘的な生活を演出してくれた

聖地と呼ばれるところが散在する熊野の森

あちらこちらで心を鎮めた



よしっ 
もういいか


3日間の滞在を終え私は山を降りる


まるで仙人になったかのような足取りで。


ちなみに、前回も私は同じコースで

滞在日数はもっと長かったがやはり真っ白に

なり山を降りたのだが帰りによった「愛地球博」

アメリカ館内で悟りを吹き飛ばされた

真っ白になってる場合じゃないと

あの衝撃はすごかったな・・・


ってことで、今回はなるべく真っ白なまま

帰ろうと思い

刺激を回避しようと思ったんだ


熊野を東へ進むと勝浦っていう温泉地がある

そこで一泊することにした

静かな宿をと 駅の案内所で紹介してもらう

ホテル浦島 そう、そこは浦島太郎の舞台でもある

6000円で泊まれると聞き、ホッと安心


ゆっくりくつろぐぞ!と

そう思ってホテルを目指したのだが

そこは想像を絶する巨大なホテルであった・・・

ホテルまでフェリーでいくってどうこっちゃ

真っ白な私は困惑した

しかもフェリーは超満員

亀のフェリーで私は竜宮城へでもいくのか!?


ついてみるとなんとも懐かしい空気に包まれる

エメラルドグリーンのジャケットの支配人が

笑顔で出迎える

しかし私の心はそれしきでは動かなかった

すーっとチェックイン

通された部屋でびっくり!

ツインベッド

しかもオーシャンヴュー

何故だっ

何故こんなすごい部屋なんだっ

おおおお

でもなんだか非常に嬉しくなってきた

しかも!

そのホテル内になんと10個近い風呂があるのだ

私は思わず部屋ではしゃいでしまった

まさにファミリー向けホテルの最高峰なのではないか?


もうすぐに風呂の支度をして

そして風呂の地図、館内が大きすぎて地図を見ないと

いけないのだ その地図の裏にはスタンプを押せるようになっていて

スタンプラリー形式になっていた それを見て私はヤル気満々になった

いつしか私は山のことなど忘れていた

だがそこには山を忘れるどころではない

もっと根本から揺さぶる衝動が前回のアメリカのように

私を待っていたのだ・・・


私はものすごい勢いで風呂を巡った

きちんと地図にスタンプを押しながら


そして

メインのお風呂「忘帰洞」へ

とんでもなくすごいところだった

とにかく大きい そしてそこが人で溢れている

場所としてみれば昭和の雰囲気で馬鹿にもしよう

ものだが そこでは老人も子供も 我々同年代も

みんながいい笑顔だったのである

そしてその光景に見入った次の瞬間

ハッと気付く・・・

一人ってオレだけじゃ・・・


そう、周りはみんな楽しい家族連れ

ひとまず私は洗面台を確保した

横を見ると

おそらく私と同年代の男性が子供の

体を洗っていた

彼は父の顔をしていた


そのなんとも言えぬ幸福感を

となりの私ですら感じるほど

楽しそうだったのだ その親子は

いや、彼等だけではない

その風呂全体が放つ幸福感

みんなで竜宮城にいるかのような

それで忘帰洞って名前か・・・


私は呆然とし

そして体を流すと風呂に浸かった


そこからは和歌山の穏やかな海が

夕暮れの日の光が

私の目に輝かしく入ってきた

なんてすばらしいんだ・・・


フラフラっときて私は風呂を出た

体を拭いて

服を着て


出る時にちょうどさっきの横にいた親子と

一緒になった

出たところのベンチに彼の妻がいた

すごいきれいな人だった

健康的な家族は楽しそうだった


私は一人だったので悲しくなった

部屋へ戻る途中のラーメンコーナーで

夕食をとることに

ラーメンを待つ間、生中をかっくらう


仙人ぶってる場合じゃねーよなー・・・



のぼせた後のビールは相当きいた


封印したはずの煩悩に体を奪われた


混沌とした心

帰り道のエレベーターで湯上がりの

女性グループと一緒になった

何かが、込み上げてきる・・・


部屋に戻ると

さっきまではしゃいでいてたその大きな空間は


非常に空虚に思え


空しさを抱かせ


一人ベッドに倒れ込んだ


今年だけじゃなく

これまでのオレ全部忘れたい

新しい人生歩もうか・・・



と、こんな感じで私は年を越しました

かなり長くてすみません!

それでは、今年もよろしく!
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