抱きしめて 夏 27

2008-09-28 | イラスト

恵比寿 午後7時

成城石井前の喧噪のなか

私はコムサデモードで買いそろえた服に身を包み

君を待っていた。

なぜだか周囲の目が気になり

今日の着こなしがいけているかどうか不安になり

買ったばかりの服だし

店員さんに全てコーディネイトしてもらったし

着てきた服は捨てたし

落ち着け 安心しろ

と 自分を諭した。



そして君は現れた。



その ファッションに唖然とする

どうしたんだい?その露出度は・・・


私は口を閉められない・・・

勃起している・・・


なんでそんなにいやらしいんだ・・・


ま、いいか


君が今までくれたことのない視線で

見つめてくる


私の体温は上昇

君が近寄る

香るパフューム


つばを飲み込む私


小声で いこうか と君につぶやいた


君は無視だ


もう一度 今度は大きな声で いこうか 


君はうなづき

何故か密着してきた


10年ぶりの再会

それがこんなにも甘美なスタートとなるなんて


誰が予測できた?


さあ 寿司屋へ行くんだ・・・


そして・・・





※次回 最終回 抱きしめて 夏 乞うご期待!※
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現行の魅力

2008-09-26 | イラスト

今晩は

満★乳斎です。

とまりません、ファッションの秋。

デニムを購入しました。

待ちに待ったリーバイス、アメリカ製!

US 505-0001。

なじみのジーンズ・ショップに駆け込みました。

入荷は先週の土曜だったんですが

なんとかとりおいてもらって間に合った。

ネットでも確認したらアメ横の店でもまだ在庫はありそう。

3年ぶりの現行モデルでのアメリカ製復活。

数量限定ではあるけれど、非常に嬉しい。

ヴィンテイジ・モデルばかり履いてきたので

久々の現在進行形のリーバイスとであった気がする。

トレンドとして505がしっくりくるのかもしれないが

やはり細かなアップグレイドが気になる。

ステッチ、ポケット配置等々。

リジット・リンスなんて言葉も初めて聞いた。

アーキュエットはやっぱり深いです。

それを嫌悪してたんだけど、このアメリカ製から

「なんかいいかも」って思い始めています。


さてと、これを最近のトラッド・モードの中で

どう履くか、これが問題です。

明日ビームス・プラスいって相談しよっと。







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父との抗争

2008-09-24 | イラスト

私は父の経営するレストランで働いている

昨晩は方針の違いでえらく対立した

その中でいくつか私が吐いた暴言を記そう


「あんたなんか会社にいらないんだよ」

「アホ」

「老いぼれ」

「会議で社長だけ浮いてんだよ」


「反省しなよ」



大好きな父だけど

そのボスの立場を私が奪わなくてはいけない

こてんぱんにする 癌なのに

それができないくらいなら

あとなんかつげない


遊んで老後をたのしんでくれ

つるぴかとうちゃん
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ジェイの死

2008-09-22 | イラスト

おはようございます。

満★乳斎です。僕の愛犬ジェイ君が先日亡くなりました。

1年以上前にもう余命わずか と言われてからここまで

彼は頑張りました。

最期の2週間はもう水しか口にせず

ゆっくりと、お別れの準備をしているようでした。

僕はもう 何度も 覚悟はできていました。

でもジェイのいなくなった今 悲しくてたまりません。

理性で心を乾かし あいた穴を忘れるようつとめていますが

時に自らその穴を直視したいという衝動に駆られ

一番痛い部分に神経を集めるような自虐行為に走ってしまいます。

するとすぐに 津波のような侘しさが やってくるのです。確実に。

僕はそれに身を委ね 飲み込まれるのです。

目から血のような温度の涙が溢れ 鼻はつまり

背後からは一緒にすごした12年間の楽しかった思いで かわいい姿

がものすごい勢いで襲いかかってくるのです。

一緒にお月見をした夜たちが。

そして今の寂しい現実にたたき落とされる。

その繰り返しなのです。

自分でその津波を呼び起こしている時はまだいいですが

ジェイのいつもいた場所を思わず見てしまった時

ジェイの食器を見てしまった時

ジェイのブラシを見てしまった時

不意打ちでくらうのです。


あまりにも 衝撃がつらい。

飲み込まれ 呼吸が困難になるときもある。

津波を呼ぶのは簡単だが 出方が分からない。

これはもしかしたら危険なんじゃないかと思うようになった。


でも今、どうすればいいのか分かっている。

それはビル・エヴァンスが教えてくれた。

エヴァンスは時にどうしようもないほどの悲しさを

曲作りの糧とした。父の死、兄の死。

時にそれは恐ろしく客観的で であるから普遍的で

人はそれをもってリリカルなピアニスト と思うだろう。

心の弱い部分にメスを入れるような感覚か。

できた曲は悲しみを微塵も感じさせず 只ただ 

美しいだけだから。


今僕は それが悲しみに溺れかけた時

自分を救出する手段だと知った。

バリアだ。


呼吸が狂うほどに悲しくなってしまう前に

その気持ちを文章に置き換える。

このブログに載せる為に文を考える。

作品としてどうすれば良いか考える。

するとどうだろう。同じように思い出たちにもみくちゃ

にされているんだけど 自分は冷静でいられる。

まるで無重力で浮いているようだ。

怖くはない。いろいろと思うこと全てを

文に置き換えているから。意識の先端が

心への攻撃から創作へとずれる。

創作となれば センスが始動する。

人に読まれる前提で どうすれば

面白い文章になるか探るんだ。

津波のエネルギーを利用する とまで言おうか。


自分を悲しくさせる思い出たち。

それらを忘れさることは できない。

とりつくろった冷静は もろい。

巨大なエネルギーには 巨大なエネルギーで

立ち向かうより他ない。

ジェイとの思い出を創作力で捉えてのみ

僕はやっていける。


この文章のラインが出来上がるまで

どれだけのパターンがあったか分からない。

とにかく何度も 作った。

エッジをどう効かすかだとかね。






最近 辛いことが多いから

ほんと言えば 僕もジェイと一緒にいきたかった。
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君を

2008-09-18 | イラスト
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