敬愛する師、「故、小沢昭一先生」を偲びつつ、キノコの王様マツタケについてアレコレ語ってみよう。題して、「マツタケについて考えるのこころだ~」
きんぐ おぶ きのこ
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"マツタケ"、何とも心地よい響きですなぁ。キノコの王様は?と問われると、日本人であれば、殆どの方がマツタケ!と答えるに違いない。
我が家の次男坊のように、マツタケを含めキノコなど大嫌いだと仰る方もおられるようだが、まっ、そのような方々は極少数でありましょうな。
日本人は何故これ程マツタケに拘るのか?人々を魅了するその香りとの因果関係は?等々の云々は、その道の専門家にお任せするとして、
ここでは、かの"ミヤサカさん"の自称弟子"ミャサカ"さんに登場して頂き、マツタケ採りのあれやこれ・ああだこうだを語って貰いましょうか。
あれは7年前のことでしたかな。たまたま友人T氏からマツタケ採りに誘われたミャサカさん、嫌々ながらもお山へと出掛けたのでありました。
「マツタケなど素人が採れるもんじゃない」と端から信用してないミャサカさん、こともあろうに、その日偶然マツタケを1本採ってしまったんですな。
いえね、正直な話し、「この辺にマツタケがあるぞ」との、T氏の助言により、採ったと言うより採らせて貰ったと言った方が正解ですが・・・
そこはホレ、根が単純なミャサカさんでありますから、その時の感動が忘れられず、以来、寝ても覚めてもマツタケ様が夢にお出ましになるのであります。
毎年秋になると、時間を見つけてはせっせとお山へと通うミャサカさんでありますが、マツタケは素人がそう簡単に採れるキノコではありません。
マツタケが出そうなお山を探し、出掛けては空戻り又出掛けては空戻りの連続で、これには能天気なミャサカさんも流石に参ったようですな。
そんなことを何年か繰り返したある日、散々歩き回り、疲れ果て車へと戻ったミャサカさん、何気なく道路沿いの斜面を見上げたのであります。
車を停めた場所と反対側の道路を挟んだ斜面の上に、堂々たる松の木が数本、夕日の影を映しつつ秋風にそよそよと揺れておりました。
ふと何かを感じたミャサカさん、その松の木に導かれてでもいるかのように、重い足を引きずりつつ斜面を登って行ったのでありました。
するとそこに、キノコがニョキッと顔を出していて、「まさか?マツタケが・・・」と、ミャサカさんは半信半疑で手を伸ばしたのであります。
ジコボウか何かのキノコかと手に取った瞬間、心臓がバクバクと波打ち、手が震え、腰が抜けるほど驚いたミャサカさんでありました。
これまで急斜面を散々探し回っても見つからなかったのに、こんな道沿いにマツタケが!?「灯台下暗らし!」思わず呟いたミャサカさんでした。
これがミャサカさんが初めて自力で採ったマツタケで、以来、マツタケ中毒となったミャサカさんは、クマを恐れつつお山へと向かうのでありました。
コレがそのマツタケ 2008,10,09
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「マツタケについて考える」の巻、続く・・・
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