寒い寒いと思っていたら、いつの間にか春がもうそこまでやって来ているようだ。それまで池の底でじ~っと固まっていた鯉が、この陽気でソロリソロリと動きだした。
冬眠から目覚めた池の鯉
池の鯉は、黒い鯉だけでは見栄えが悪い(観賞にならない)という理由で、一部買ってきた錦鯉が混じってはいるが、殆どが山上湖で釣り上げた野鯉(天然種)の子孫達だ。
池の環境が悪かったのか、それとも天然種は飼育が難しいためであるか、池に放流して2~3年ほどで親鯉は全て死んでしまい、これ等の鯉は、その親と錦鯉との交配種だ。
オイラが暫く留守をしていた時、死んだ鯉は、今は亡き親父が始末してくれたようだが、「デッカイ鯉で、始末するのにエラかったわ」とお袋にかまけていたようだ。
従って、この子孫達全て雑種ということになるが、劣悪な環境で生き抜いている姿を見ると、犬や猫に例えると、動物の世界(人間も?)では、雑種が一番強いという証でもあるか。