どういった風の吹き回しかは知らんが、カミさんは昨年から編み物に夢中だ。一日中コタツにあたりせっせと編み物をしている。
孫達に毛糸の帽子を作ってやっているとのことで、最近大分上達したようだが、当初は幾つか失敗をしたらしい。
クマさんの帽子 失敗作

このクマさんの帽子は一作目で、幼児が被るには少々デカイ。「失敗したからお父さんに上げる」とその帽子をオイラにくれた。「ジジィがクマさんかいっ!?」
ふざけ半分でクマさんの帽子を被ってみたところ、カミさんは可笑しい笑うこと笑うこと・・・思いっきり笑われムッとしたが、これが案外暖かいのだ。
そして・・・少し前、ある大雪の日、駐車場入り口の雪かきをしていた時のこと。通りがかりの車の運転手の表情が妙に気になる。
何が可笑しいのか、車に乗っている人が皆、オイラを見て笑っているような気がしてならない。いや、笑われているような?
「一体何が可笑しいんだ?」と、手を頭にやったその時、「いけねっ! ふざけ半分で被ったつもりのクマさんの帽子がそのまま頭に乗っかってた!」