気まぐれフォトダイアリー

富士山、風景、身近な花の写真ブログです。読んだ本の感想も載せています。
最近は回想ブログが多くなりました。

「そして誰もいなくなった」を読み終わる

2017年10月15日 15時52分45秒 | 読んだ本の感想
アガサ・クリスティー原作の「そして誰もいなくなった」を読み終わった。


そして誰もいなくなった (クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー,青木 久惠
早川書房



この本を読んだのは2度目である。

初めて読んだのはも何十年前になるのだろうか?

当時、アガサ・クリスティーが好きで、何冊か読んでいたが、「そして誰もいなくなった」は内容をまったく知らなかった。


読んでいるうちに、だんだんと引き込まれていった。


孤島の兵隊島に10人がオーエン氏によって招待される。

オーエン氏は現れなくて、額に入れられた古い童謡の歌詞の通り、一人、また一人と去っていく。

最後に10人がいなくなる。


犯人は誰だ?



以下はエピローグに書かれている文の一部です。





「ですから、島にはほかに人間がいたはずなのです。

すべてが終わったあとに後始末をした人間が ー 

しかし、そいつはそれまでの間、いったいどこにいたのでしょうか。

そして、どこに消えたのでしょうか。

スティクルヘイブンの村人は救助の船が着く前に島から出たものがいるはずはないと、自信を持って言っています。

しかし、そうなるとーー」


メインはそこで口をつぐんだ。


「そうなると」と、副総監も言った。


ため息をついた副総監は首をふってから、体を乗り出した。


「だが、そうなると、いったいぜんたい、誰が10人を殺した犯人なのだ」









去年だったと思うが、BSプレミアムで、「そして誰もいなくなった」のドラマを3回に分けて放送した。


これをブルーレイにダビングしておいた。

本を読んでからもう一度見てみた。


最初に読んだ本からは時間がたっていたので、今度はよく理解できた。



大好きなアガサ・クリスティー、改めてミステリーの女王だと思った。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする