気まぐれフォトダイアリー

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ミステリーの女王 アガサクリスティー(回想)

2021年07月11日 18時10分57秒 | Weblog
2009年5月12日


もう1週間くらい前になるだろうか。


NHK BSハイビビョンで、世界の歴代のミステリー作家についての座談会をしていた。



ポー、エラリークィーン、レイモンドチャンドラー、アガサクリスティーについてだったと思う。



私は子供の頃から、探偵小説が好きだったので、録画をして後で見ることにした。



ポーは子供の頃読んだ「黒猫」くらいしか知らなかった。


読み終わったとき、とても怖かった記憶がある。



エラリークィーンは大人になるまでに何冊か読んだ。


「Xの悲劇」「Yの悲劇」など・・・


もう内容はほとんど覚えていない。



ここで驚いたのはエラリークィーンは一人の作家ではなくて、従兄弟同士の二人の人間だったということだった。


二人で一つの小説を書くなんて、難しいだろうなぁ~と思った。




いや、待てよと、私はふと別のことが頭をよぎった。


エラリークィーンを二人で書いていたのは、以前に本の解説で読んだことがあるはずだった。


私が覚えていなかっただけだ。


何と私の頭は、あやふやな記憶なんだろう・・・


こんなで大丈夫だろうかと、心配になってしまった。




それはさて置き、私が特に気になったのはアガサクリスティーについての座談会だった。


アガサクリスティーの小説はとても好きで、何冊か分らないが、大人になっても読んでいた。


最初に読んだのは中学生の頃だと思う。


子供用に書かれた「アクロイド殺し」だった。


これは意外な人間が犯人だったので、子供心に驚いた。


その後、「オリエント急行殺人事件」や「ミスマープルの事件」など色々読み、そのたびに結末に驚かされた。



テレビの座談会でも話題になっていたが、私がクリスティーの作品の中で、一番衝撃を受けた小説がある。


それは「そして誰もいなくなった」だった。


これは当時、何の予備知識も無く読んだからか、読み終わったときは本当に驚いた


アガサクリスティーが「ミステリーの女王」と呼ばれる訳が分るようだった。


世の中には、すごい人がいるものだと感心した。




このクリスティーも、ある時期蒸発したことがあると言う。


裕福な家に生まれ、何の苦労も無いように見えても、色々な悩みもあったらしい。


ミステリーの女王クリスティーでさえも人間なんだと、なおさら親しみを覚えた。




私も最近は本をあまり読まなくなってしまったが、録画した座談会を見ていて、

一時期クリスティーのとりこになり、夢中で小説を読み漁ったことを思い出し、とても懐かしかった。



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