ドルの行方 ゴールドの行方
ゴールドが4月のデリバリー価格を1.6%押し上げ、すでに940ドルをつけている。これは、アメリカの失業率の懸念とともに、米ドルの信用価値が押し下げられてきているからだと言う指摘もある。参照
過去5年のゴールドの動きだが、いったん2008年に天井をつけたゴールドが下げに転じたのは、わずかに半年あまりでまた、上昇していることが分かる。
これで、見え隠れしている 裏側の意味することは、アメリカのドルを、中国と日本が買い支える限界が、もしかすると近づいてきているのではないかという懸念だ。
オーストラリアのゴールド資源鉱山を買うという方法が、ひとつの資金を安全に保つ方法にはならないだろうか?と考えたのが、数年前。そもそもGSMを立ち上げたきっかけだった。
結果は、思うとおりになり、何人かのGSMの会員の方々は 億万長者の仲間入りをされた。
さて、この金融危機の時代に、一体どうすればいいのか?
私たちがセントバーバラ マイニングに積極的に投資し、当時の社長には交代していただき、新しくアシューズ氏を社長に迎え入れて、セントバーバラ社は、数セントからあっというまに、その10倍以上の資産に膨れ上がった。だが、当時私はひとつの懸念を抱いていた。どれほど優秀なマネージメントであっても、もし金融のテクニックを応用して本業以外のことを 次々とやりはじめたら、どこかでひとつ歯車が狂うと、大きな損失を出すことになると、思っていたからである。
セントバーバラは、その後も躍進を続けたが、私はあるとき、メンバーにこう言った。「今後も投資を続けるのは、あなた方の自由です。ですが、ヘッジを推し進める会社には将来はない」と。そう・・・ヘッジはいわば、保険のような役目を果たすことがあるが、私は、金鉱山を扱う会社がこれを進めるとき、必ずひとつの懸念が出てくる。いつもトレーダーは、サイクルと軌道、チャートを何十も駆使して、ひとつの結論を出す。それは、売るか、買うかだ。だが、それは本業のトレーダーの仕事で、24時間真剣に相場と付き合う上に、多くのメガ コンピューターの力を借りて行う本職のプロの話。片手間に、できるほど甘くはないはず。だから、ジェオロジストのアシューズ氏が、ヘッジや金融の話・・・とうぜんユダヤ人である彼には、金融のプロが多く 彼のバックについているとはいえ・・・私には、懸念材料にしか映らなかった。 参照 私が彼のために、東京でプレゼンテーションをしたとき、彼は、様ざまな話をしてくれたが、そのなかでも面白かったのが、SONS OF GWELIAの話だった。彼自身がそこでジェオロジストをしていたからだ。どうしてこの会社が倒産したのか、つぶさに語ってくれた彼の視線は今でも忘れられない。参照
単純にゴールドがあがるからといって、当然のことながら、オーストラリアのどの会社に投資してもうまくいくという保証はない。ゴールドの現物を握っておればいいという人もいるかもしれない。
だが、ゴールドはある程度 制御された投資対象であって、歴史を見る限り、その国の貨幣が 超ハイパーインフレにならない限り、決して ある日、10倍になったりはしないのである。だから、アメリカのドルをそこに集めるのなら、理解できるが、日本の円ならば、どうだろうか? ここは、議論し尽くしても結論が出ないところだ。
私の考えでは、やはり経済は依然として、需要と供給のバランスで動いているという基本が、今も生き続いていると思う。そこで、ゴールドの需要という根本に立ち向かって考えると、多くの人が はっとするはずだ。ゴールドは主に装飾品以外には需要がないのである。
鉄やニッケル、石油などとは違い、ゴールドには限られた需要しかなくしかもその需要は大いに景気に支配されている産業だということだ。つまり、超ハイパーインフレが起こる前に、安全な資産としてのゴールドの投資価値以外、他には、あまり使い道がない金属なのだ。
では、世の中にはもっと他にも使い道のある・・・言い換えれば産業に需要のある鉱物資源があるのではないか?
これが、私の行き着いた次の方向性である。
もちろん、オーストラリアに在住している私には、この国以外には投資対象は考えられない。
そこで、今、GSMではつぎの世界を見るために動き出している。
毎日そこでは、その新しい会社 X の情報を確認しながら、しかも、社長とコンタクトを直々に行いながら、進んでいる。2010年にはその会社のプレゼンテーションを東京で行うことも、計画に入っている。
ゴールドが4月のデリバリー価格を1.6%押し上げ、すでに940ドルをつけている。これは、アメリカの失業率の懸念とともに、米ドルの信用価値が押し下げられてきているからだと言う指摘もある。参照
過去5年のゴールドの動きだが、いったん2008年に天井をつけたゴールドが下げに転じたのは、わずかに半年あまりでまた、上昇していることが分かる。
これで、見え隠れしている 裏側の意味することは、アメリカのドルを、中国と日本が買い支える限界が、もしかすると近づいてきているのではないかという懸念だ。
オーストラリアのゴールド資源鉱山を買うという方法が、ひとつの資金を安全に保つ方法にはならないだろうか?と考えたのが、数年前。そもそもGSMを立ち上げたきっかけだった。
結果は、思うとおりになり、何人かのGSMの会員の方々は 億万長者の仲間入りをされた。
さて、この金融危機の時代に、一体どうすればいいのか?
私たちがセントバーバラ マイニングに積極的に投資し、当時の社長には交代していただき、新しくアシューズ氏を社長に迎え入れて、セントバーバラ社は、数セントからあっというまに、その10倍以上の資産に膨れ上がった。だが、当時私はひとつの懸念を抱いていた。どれほど優秀なマネージメントであっても、もし金融のテクニックを応用して本業以外のことを 次々とやりはじめたら、どこかでひとつ歯車が狂うと、大きな損失を出すことになると、思っていたからである。
セントバーバラは、その後も躍進を続けたが、私はあるとき、メンバーにこう言った。「今後も投資を続けるのは、あなた方の自由です。ですが、ヘッジを推し進める会社には将来はない」と。そう・・・ヘッジはいわば、保険のような役目を果たすことがあるが、私は、金鉱山を扱う会社がこれを進めるとき、必ずひとつの懸念が出てくる。いつもトレーダーは、サイクルと軌道、チャートを何十も駆使して、ひとつの結論を出す。それは、売るか、買うかだ。だが、それは本業のトレーダーの仕事で、24時間真剣に相場と付き合う上に、多くのメガ コンピューターの力を借りて行う本職のプロの話。片手間に、できるほど甘くはないはず。だから、ジェオロジストのアシューズ氏が、ヘッジや金融の話・・・とうぜんユダヤ人である彼には、金融のプロが多く 彼のバックについているとはいえ・・・私には、懸念材料にしか映らなかった。 参照 私が彼のために、東京でプレゼンテーションをしたとき、彼は、様ざまな話をしてくれたが、そのなかでも面白かったのが、SONS OF GWELIAの話だった。彼自身がそこでジェオロジストをしていたからだ。どうしてこの会社が倒産したのか、つぶさに語ってくれた彼の視線は今でも忘れられない。参照
単純にゴールドがあがるからといって、当然のことながら、オーストラリアのどの会社に投資してもうまくいくという保証はない。ゴールドの現物を握っておればいいという人もいるかもしれない。
だが、ゴールドはある程度 制御された投資対象であって、歴史を見る限り、その国の貨幣が 超ハイパーインフレにならない限り、決して ある日、10倍になったりはしないのである。だから、アメリカのドルをそこに集めるのなら、理解できるが、日本の円ならば、どうだろうか? ここは、議論し尽くしても結論が出ないところだ。
私の考えでは、やはり経済は依然として、需要と供給のバランスで動いているという基本が、今も生き続いていると思う。そこで、ゴールドの需要という根本に立ち向かって考えると、多くの人が はっとするはずだ。ゴールドは主に装飾品以外には需要がないのである。
鉄やニッケル、石油などとは違い、ゴールドには限られた需要しかなくしかもその需要は大いに景気に支配されている産業だということだ。つまり、超ハイパーインフレが起こる前に、安全な資産としてのゴールドの投資価値以外、他には、あまり使い道がない金属なのだ。
では、世の中にはもっと他にも使い道のある・・・言い換えれば産業に需要のある鉱物資源があるのではないか?
これが、私の行き着いた次の方向性である。
もちろん、オーストラリアに在住している私には、この国以外には投資対象は考えられない。
そこで、今、GSMではつぎの世界を見るために動き出している。
毎日そこでは、その新しい会社 X の情報を確認しながら、しかも、社長とコンタクトを直々に行いながら、進んでいる。2010年にはその会社のプレゼンテーションを東京で行うことも、計画に入っている。