アメリカ経済が、落ち着くところ
8.1%の失業率のあと、さらに大きな ハルマゲドンがくるとか、津波が来るという抽象的な言い方で、多くのエコノミスト、CEO あるいは CFOも警笛を鳴らしている。参照 バフェット氏もその一人で、アメリカが崖から落ちていくと表現している。アメリカだけでなく、日本も今日はさらに日経平均が下がり、もう7000を切るのも間近な水準にきている。1996年以来最悪の赤字だとか、輸出が半分に落ちたという。参照
銀行の貸し渋りがはびこり、企業には金が回らなくなっている。倒産件数も増え、円高との板ばさみになって、経済に活路が見出せない。もちろん、政治の不安定さも まったくお手上げ状態の日本経済にとって、何の頼みにもならない。こんな状態を一言で言うと、閉塞状態と言うのが、一番当てはまるだろう。企業が、人員削減を続けて行うことで、企業の中にあったさまざまな無形の財産が失われていく。それは、社員のやる気であったり、あるいは、将来にかける情熱であったりする。企業という漢字は 人を止める業 と書く。人がいなければ、企業はその存在を失う。もし、人員削減をして、会社の利益が短期間出たとして、その利益の中から株主に配当を配り、またCEOの給料を上げることは、間違っていると言ったなら、そのCEOは決まってこういう。「企業は利益を追求する団体で、私たちはそのことを忠実に行っているに過ぎない。リストラは必要なときに必要な規模と範囲で行うべき企業にとっては、いわば、洗濯のようなもので、効率を上げることにつながるケースをいつも批准して行っている。もちろん、株主のあなたにとっては、この会社に投資することは、とても利益になることです」と。もっともな話だと、思わず感心している人がいたら、その人は、根本を忘れている。リストラされた社員には家族もあり、子供もおり、そしてそこには、小さいけれどきらりと光る未来もあるはずだからだ。もし、彼らをそのまま放置しておけば、未来の小さな光は消えてしまう。企業は、その小さな光を守り続ける社会的な意義も、あるはずだ。
世界には、今、悲観的か、もしかしたら絶望的な観測が、渦巻いている。おおよそ、これが、底が近くなってきたんじゃないかな?という兆しなのだと、私は思っていたりする。
8.1%の失業率のあと、さらに大きな ハルマゲドンがくるとか、津波が来るという抽象的な言い方で、多くのエコノミスト、CEO あるいは CFOも警笛を鳴らしている。参照 バフェット氏もその一人で、アメリカが崖から落ちていくと表現している。アメリカだけでなく、日本も今日はさらに日経平均が下がり、もう7000を切るのも間近な水準にきている。1996年以来最悪の赤字だとか、輸出が半分に落ちたという。参照
銀行の貸し渋りがはびこり、企業には金が回らなくなっている。倒産件数も増え、円高との板ばさみになって、経済に活路が見出せない。もちろん、政治の不安定さも まったくお手上げ状態の日本経済にとって、何の頼みにもならない。こんな状態を一言で言うと、閉塞状態と言うのが、一番当てはまるだろう。企業が、人員削減を続けて行うことで、企業の中にあったさまざまな無形の財産が失われていく。それは、社員のやる気であったり、あるいは、将来にかける情熱であったりする。企業という漢字は 人を止める業 と書く。人がいなければ、企業はその存在を失う。もし、人員削減をして、会社の利益が短期間出たとして、その利益の中から株主に配当を配り、またCEOの給料を上げることは、間違っていると言ったなら、そのCEOは決まってこういう。「企業は利益を追求する団体で、私たちはそのことを忠実に行っているに過ぎない。リストラは必要なときに必要な規模と範囲で行うべき企業にとっては、いわば、洗濯のようなもので、効率を上げることにつながるケースをいつも批准して行っている。もちろん、株主のあなたにとっては、この会社に投資することは、とても利益になることです」と。もっともな話だと、思わず感心している人がいたら、その人は、根本を忘れている。リストラされた社員には家族もあり、子供もおり、そしてそこには、小さいけれどきらりと光る未来もあるはずだからだ。もし、彼らをそのまま放置しておけば、未来の小さな光は消えてしまう。企業は、その小さな光を守り続ける社会的な意義も、あるはずだ。
世界には、今、悲観的か、もしかしたら絶望的な観測が、渦巻いている。おおよそ、これが、底が近くなってきたんじゃないかな?という兆しなのだと、私は思っていたりする。