Sydney Yajima


GSM会員希望者は下記のURLへお進みください。
http://www.gsm.jp/

ジョージ ソロス

2010-06-12 18:58:45 | 世界情勢
世界は今、大恐慌の入り口に立っているに過ぎない。これから、第二幕が始まる・・・
とジョージは言う。
確かに、そうだろうと私は頷く。

例えば、経済評論家たちは、注意深く張り巡らせたワナを仕掛けて、自分たちの利益になるように無知な人々を導いていく。決して自分たちが、後々批判されないように 注意深く。

例えば、コンシューマー コンフィデンスが下がっていると言うニュースがあると、これはしばらく、この傾向が続くと見て間違いないだろう。と言うことで、どのくらい世論に影響があって翌日の株価や為替に影響するのか、それが予測の範囲内であるのか、あるいは予測より何パーセント多いのか、少ないのかを見守りながら、出来るだけ自分に利益があるように導いている。

ジョージだって、例外の人ではない。

彼のビジネスはファイナンスで、それは、基本的にはお金の貸借を繰り返す中で、利益を出すのだから、これから大恐慌になっていくという言葉を出すことは、それ自体、彼にとっては逆張りをすることを、示唆している。

今、スペインからポルトガル、そしてハンガリーから一気に東欧諸国へと広がる危険性が指摘されている。
私は、中国が危ないと繰り返している。

よく、中国の西の地域はまだまだ開発されておらず、これからたくさんの需要が出るだろう。という論があちこちで散見される。

長期ではそうかもしれないが、西側の中国は、はっきり言って、アフリカの海岸線の国々よりも絶望的だ。西側の中国が発展することは、絶対にない。
鉄道を通しても、経済が活性化されるどころか、赤字路線が国の経済を弱体化させるだけになるだろう。
中国の発展する場所は、日本に面している海岸線からせいぜい内側に500キロメートル入ったあたりまでだけだ。それより内側は、自然が厳しく工事も難航し、人口は老人が多く、しかも深刻な少子化だ。なにしろ60歳以上が10パーセントを超えているのが今の中国の現実だ。しかも彼らの60歳は、日本の60歳に比べてもっと栄養状態が悪く、環境、健康管理など、すべての面でより遅れているために、老けて見える。

ジョージの言う、大恐慌の第二幕は、おそらくヨーロッパを指し、第三幕は、アジア。とりわけ中国を指すのだろう。
第三幕のときには、日本にも信用不安の波が来る。

日本もより公共支出を減らすので、それが雇用問題となって、よりひどい不況になるかもしれない。

今の民主党が、どれほどこれから2年以内に来る大恐慌の波に、備えているのか、知りたい。