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夏草や兵どもが夢の跡
今なにかと、平泉が話題だからではありませんが・・・
こんな風炉を見ていたら、そんな句が浮かんでしまいました。
秋の清々しい一日、戸を開け放ってお炭手前三昧の一日を。
皆さんで、初炭をしてはお茶をいたただき、
後炭をしてはお茶をいただきと。
灰を切ったり、埋めたりで前はこのような事態になりましたが。
エアコンをつけなくてはならない時期には、
マンションでのお炭は、一酸化炭素中毒が心配で、
なかなか思うようにできません。
十月になり、やっとそんな日がとれました。
皆さんお、炭のつく音、匂い、そしてお釜から立ち上るやわらかな湯気を、
十分に堪能できたようです。
こんな日を三日ほど続けたのですが、
あるを若い方が、炭の赤く燃えている様子になぜかジ~ンとしてしまったようで、
目をうるませで「感動してしまいました・・」と。
震災後に考えるようになった人生と重なったのかもしれません。
お茶室はそんなピュアーな気持ちになれる場所なのですね。