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今回の茶会の場所は、
上野にある、東京国立博物館の庭園内にある、
金森宗和の茶室「六窓庵」でした。
私の憧れの茶室でしたので、
そこで皆さんにお茶を差し上げられるというのは
とても幸せなことでした。
当日は「後の月見」をしていただこうと道具組を考えました。
この日のために初づかいした茶杓で、銘は「十三夜」
今年は中秋の名月が例年に比べてすこし早かったですね。
月見は十五夜の後に来る次の十三夜の月をもう一度愛でて、
初めて月見をしたことになるといいます。
台風が近付く今にも降り出しそうな中で、
月見の気分もままなりませんでしたが、
せめて茶室の中ではと、
一時その世界に浸っていただけたらと思いました。
実は、茶杓は今回の会主の大前先生の作で、
私が一目ぼれをしてしまった茶杓です。
皆様にも手に取ってその姿をと感触を味わっていただけたのは、
何より嬉しく、私の最高の思い出にもなりました。
茶杓については以前、こちら→「茶杓と出会えました」で紹介しましたね。
、
今回のお茶会の一期一会を思い出しながら。
毎年このお茶杓で月見ができることが楽しみになりました。
よろしかったらぽちっとお願いしますね。
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