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美味しそうな点心を前に
先日の「徳川茶会」
名古屋まで行って、多治見まで足を延ばす・・
何を着て行こうかと迷いましたが、
あまり仰々しくない、一見小紋感覚の訪問着を着て行きました。
これはまだ30代の初めに、
父が唯一私のためにわざわざ呉服屋さんに来てもらって、
染から頼んでくれた思い出の着物です。
縮緬に紅型で、訪問着に染めてあります。
色合いと好きな紅型ということが気に入って、
父の思い出とともに大事に着ています。
ここしばらく手を通していませんでしたが、
何とも落ち着く着物なのです。
生前は、ちょっと口やかましくて、
もう少し自由にしてくれてても・・・と時々煙たくも思う父でしたが、
亡くなった時に、父の知り合いの方達から、
「いつも娘自慢をしていたね」とうかがい、
束縛は可愛さゆえだったのかもと。
時には反抗したこともある自分を、ちょっと反省もしました。
母親と違って、父親なんて、損な役回りなのでしょうね。
予報は雨で少し着物を心配しましたが、当日は天気予報は外れ。
私は晴れ女だと自信を持てました。
濡らしてなるものかという天国の父のおかげかもしれませんが。
よろしかったらぽちっとお願いしますね。
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