機動画報日誌 Mk-Ⅱ

英 浩史の日々徒然を記すブログ

前途遼遠

2008年06月22日 | チルドレン
どうもです。

 「絶対可憐チルドレン」第12話。自分はいつも損な役回りで、他の二人
ばかりが巧く立ち回ってることにイライラを募らせていた葵に、首相から
の要請で単独(=皆本と二人きり)任務が入って・・・・、という話。
 アメリカ → コメリカだから、ロビエトってやっぱりソビエトなんでしょう
ね。原作だと(政府間の連絡不備で結果として)領空侵犯をしただけ
なんだけど、アニメだと国際会議での日本政府の活動を妨害をする
ため、軍を動かしたことになっているのはちょっとどうかとは思いました。
流石にロビエト政府が、ではなく、いち反乱将校が起こしたこととはいえ。
 その反乱将校のキャラも、名前がピロシキスキーだったり、セリフが
「この者たちを投獄しろウォッカ」とか「会議が成功裏に終わると困る国
があるんでキャビア」とか、語尾に変なクセ(?)があったりと、中途半端
にギャグが入ってるし。この辺、もう少し真面目に(笑)やっても良かった
んじゃないですかね。             バ ン ク
 今回は他の二人がいないから、いつもの《解禁》シーンはなかったん
だけど、それでも前口上(?)は入ってるし(*1)。

 それ以外はオチも含めておおむね原作通りだったですね。それプラス
学校の先生の「(薫と紫穂は手がかかるけれど)手がかかるほど可愛い
面もある」という台詞に葵がちょっと傷ついてしまって、この後、二人
に対して不満を爆発させるきっかけを巧く作り出していたり、途中休憩
に入る理由とか実に「おんなの子」らしくて(笑)いい感じだったんでは
ないかと。

 “国際会議の成否を左右する大切なもの”の輸送をB.A.B.E.L.に要請
する首相ですが、原作とのタイムラグもあって、キャラが変更されるでは
ないかという予測がネットなどでもありましたが、これも原作通りでした。
声色や物言い(*2)もそれっぽくなっていたけど、さすがに「感動した!!」
とは言ったりしませんでしたね。ちょっと残念(笑)。

 最後に舞台が学校に戻って、前半の先生の台詞を巧くフォローして
あったり、改変部分も含めて(我侭な原作ファン(ヲイ)にとって)一番
不満の少ない回だったかも知れないです。

 次回、薫の家族が登場する訳で、原作者の日記ブログで既にネタバレ
しているのでサブタイトルに「ゴクラク大作戦!(*3)」と入る理由も判るん
ですが、まさか母ちゃんが神通棍を振り回したり、姉ちゃんが幽体離脱
したりはしないですよね? いくら原作者がアニメのオリジナル部分に
ある程度アイデア出しをしてる(*4)とは言っても、そういうのだけは止めて
おいて欲しいです。

0621 F○ 0-4    .656 ① -6.5
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  *1:一応、今回は皆本に「・・・・一人でもやるんだ」と、ツッコミを入れさせてるけれど。
    その代わり(?)「本気の君(=葵)のテレポートに追いつけるものは地球上に存在
    しない」って台詞が無くなっているのは残念でなりません。
  *2:他で出演しているキャラと兼ね役だったのか、EDのキャストクレジットでは首相役
    の声優さんが誰なのかは判りませんでしたが。
  *3:もしかして、アニメでこのタイトルが出るのって、前作含めても初めて?
  *4:作者の日記ブログより。第10話の「海のトリトン」ネタが椎名氏本人のアイデアだと
    知った時、ちょっと orz となってしまいました。