一か月以上経って漸く謝罪すること自体が《遅きに失している》し、
典型的な《トカゲのしっぽ切り》で自分の進退はぼかすし、東電関係
は「読者と東電社員」なのに対して、慰安婦関係は「読者のみ」な辺り
も含めて、誠実さを全く感じないんですが。その夜の「報ステ」も
吉田証言が虚偽であっても慰安婦問題は存在するという論調だし。
問題の官房長官談話の作成過程や発表後の《向こうさん》の姿勢
とか方針とか、《被害者》の聞き取り内容の矛盾点とか、そういった
ものを全部すっ飛ばして何が徹底検証かと。どうせなら社民党前党首
にでも直撃ロングインタビューでも掛けてからにしろ、と言いたい。
*******************************************************************
今回観た三本のうちの二本目。
事前情報で渡辺謙演じる芹沢博士(*1)が登場するのは知っていた
ので、単純に1954年版のリメイクかと思っていたんですが、今作
では人類にとって味方寄りの立ち位置というか、人類によって
歪められた自然の調和が生み出した災厄を鎮める存在だとすると
平成三部作のガメラに近い立ち位置(*2)ですかね。ムートーを倒した
後は人間たち(が築き上げ、自分たちが今回破壊した文明)には
目もくれず、何処へとも知れず去っていきますし。
アメリカ映画らしく物語の主軸になるキャラクターは軍人だったり、
陸海空軍が前面に出て(*3)怪獣の進行を阻止しようとして全く歯が
立たなかったり、主人公の軍人が妻子とは生き別れになってしまって
ようやく通じた電話口で励ましあってたり、ラストで事が解決して
涙の再会を果たしたりしていますので、尺の問題で怪獣同士の戦闘
シーンはどうしても短め&淡泊にならざるを得ないですかね。
個人的には、決して悪い出来ではないとは思うんですが、一度観て
それで終了、ということになりそうな感じ。DVD&BDソフトを買おう
という気にはならないし、TV放映されるのを知っても録画しないかも。
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*1:姓は芹沢、名は猪四郎(それも「いのしろう」ではなく「いしろう」)って・・・。
世代的には先代(?)芹沢博士の息子とかでも通用するかもとは思ってたんです
が、父親はヒロシマの原爆で死亡しているらしいし。
まあ、先代(?)は子供を遺す前にオキシジェン・デストロイヤーでゴジラ共々
死んじゃってましたっけかね? 劇中でヤることやってたようにも思うけど(笑)。
*2:とはいえ
「地球の敵を倒すのがガメラなら、人類そのものが地球の敵となったら・・・?」
「そうはなりたくないよね」
で綺麗に締めた『ガメラ対レギオン』のような満足感もないし。
*3:日本版のように、スーパーXだの機龍三式だの、M.O.G.E.R.A.だのは出て来ず
戦車や戦闘機や陸戦隊(降下兵)が相手してはやられていくばかりなので、
多少なりともワクワクできる部分が少なく、人類の無力感ばかりが強まって
いく辺り、良くも悪くも《ハリウッド映画と日本特撮が融合した「ハリウッド・
ゴジラ」》なんだなという印象。
典型的な《トカゲのしっぽ切り》で自分の進退はぼかすし、東電関係
は「読者と東電社員」なのに対して、慰安婦関係は「読者のみ」な辺り
も含めて、誠実さを全く感じないんですが。その夜の「報ステ」も
吉田証言が虚偽であっても慰安婦問題は存在するという論調だし。
問題の官房長官談話の作成過程や発表後の《向こうさん》の姿勢
とか方針とか、《被害者》の聞き取り内容の矛盾点とか、そういった
ものを全部すっ飛ばして何が徹底検証かと。どうせなら社民党前党首
にでも直撃ロングインタビューでも掛けてからにしろ、と言いたい。
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今回観た三本のうちの二本目。
事前情報で渡辺謙演じる芹沢博士(*1)が登場するのは知っていた
ので、単純に1954年版のリメイクかと思っていたんですが、今作
では人類にとって味方寄りの立ち位置というか、人類によって
歪められた自然の調和が生み出した災厄を鎮める存在だとすると
平成三部作のガメラに近い立ち位置(*2)ですかね。ムートーを倒した
後は人間たち(が築き上げ、自分たちが今回破壊した文明)には
目もくれず、何処へとも知れず去っていきますし。
アメリカ映画らしく物語の主軸になるキャラクターは軍人だったり、
陸海空軍が前面に出て(*3)怪獣の進行を阻止しようとして全く歯が
立たなかったり、主人公の軍人が妻子とは生き別れになってしまって
ようやく通じた電話口で励ましあってたり、ラストで事が解決して
涙の再会を果たしたりしていますので、尺の問題で怪獣同士の戦闘
シーンはどうしても短め&淡泊にならざるを得ないですかね。
個人的には、決して悪い出来ではないとは思うんですが、一度観て
それで終了、ということになりそうな感じ。DVD&BDソフトを買おう
という気にはならないし、TV放映されるのを知っても録画しないかも。
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*1:姓は芹沢、名は猪四郎(それも「いのしろう」ではなく「いしろう」)って・・・。
世代的には先代(?)芹沢博士の息子とかでも通用するかもとは思ってたんです
が、父親はヒロシマの原爆で死亡しているらしいし。
まあ、先代(?)は子供を遺す前にオキシジェン・デストロイヤーでゴジラ共々
死んじゃってましたっけかね? 劇中でヤることやってたようにも思うけど(笑)。
*2:とはいえ
「地球の敵を倒すのがガメラなら、人類そのものが地球の敵となったら・・・?」
「そうはなりたくないよね」
で綺麗に締めた『ガメラ対レギオン』のような満足感もないし。
*3:日本版のように、スーパーXだの機龍三式だの、M.O.G.E.R.A.だのは出て来ず
戦車や戦闘機や陸戦隊(降下兵)が相手してはやられていくばかりなので、
多少なりともワクワクできる部分が少なく、人類の無力感ばかりが強まって
いく辺り、良くも悪くも《ハリウッド映画と日本特撮が融合した「ハリウッド・
ゴジラ」》なんだなという印象。
大迫力でした。映画館で見てきて良かった~。ストーリーはゴジラを
見に行ったら、ガメラ対ギャオスだったという・・・・・。
ムートーが原子力云々な怪獣より、ギャオスのように人を食べるという
怪獣だったら、もっと良かったかな?あれ、だったら、そもそもガメラ
を映画化すべきだったのかな?等と悩んでしまうような映画ではありま
した。
次はウルトラマン的な巨大人型ヒーローをハリウッド特撮で映像化して
ほしいものだと思いながら、映画館を後にしました。
ことの是非はともかくとして、やはりそういう印象は拭えないですよね。私
の場合は『・・・ギャオス』ではなく『・・・レギオン』でしたが。
>次はウルトラマン的な巨大人型ヒーローをハリウッド特撮で
ちょっと観てみたい気もしますが、欧米では宗教タブー的な理由から、巨大な
人型ヒーローというのは成立し辛いという話を聞いたことがありますから、
ハリウッド映画でというのは厳しいかも知れませんね。
>日本特撮映画界にとっては救いなのかも
今回の映画のプログラムに書いてありましたが、「ゴジラ」という存在自体は
揶揄とか嘲笑的な意味で最初期の作品から米国では認知されていたそうで。
そういう意味では、良くも悪くもガメラはそこまでの認知度はなくて、ハリウッド
でのリメイクということにはならないのではないでしょうかね。だからこそ、
今回のゴジラがガメラっぽくなったのも、そういう部分が影響したのではないか
と思ったり。
>何やってんの日本映画!
日本コミックなり小説なりの映画化に限らず、日本人原作のハリウッド映画
ってのが今後いろいろ出てくるかと思いますが、同じ作品を国内で映像化した
時にどうなるかを、比較対象として観てみたいですね。欧米と日本(アジア?)
のメンタリティの違いから生まれる解釈の違いとか、見比べてみたいです。