オレは無理やり来いと言ったか
来たい者だけ来いと言った・・・はずだ
そんな・・・
そんなこと言われても
我々は来るしかありません
自分で判断Iなどしたことがないんです
なぜ 自分で決められない?
いつまで人のいいなりになるつもりだ
いつまで人に頼って生きる!?
この国を
王家を!こんな阿呆のまま続かせたのは誰か!?
考えろ それが民だ
おまえたち兵だ!
ただ従い 誤ちを正さず 逆らわず ただ脅えた
王家ともども皆が皆阿呆だったからだ
タタラが起った今もまだ 王家に寄り添うか それが楽か
なぜ己で決めぬ
命を置く場所を 死に場所を なぜ己で決めぬ・・・?
支配されるな
間違うな
簡単にのせられるな!
だまされるな!
己の望むことを!
己の望むように!
己で考え!
己で選び!
己で決めろ!
己を信じ
己を頼め
己で荷を背負い
己で責めを負い
己で守れ!
己の意志で判断で誇りを持って
己のために生きよ
誇りを持って己のために生きよ
それが それこそが それこそが 新しい国ぞ!!
それこそが新しい国の姿ぞ
BASARA 田村由美
この漫画は少女漫画なのに、人間の残酷さ戦争の悲惨さ精神の高貴さを教えてくれる。
小学館漫画賞を受賞するだけのことはある。
この漫画を読んでいて、田村由美さんのことを何度も天才だと思った。
日本の将来を憂いて、この漫画をかいたわけではないのかもしれない。
でも赤の王のこの言葉は、この国の将来を考えさせられる。
体育館でバスケットをしていて、隣のコートでバスケットをしていた親子連れがいた。
借りている時間は19時まで。なのに19時から使用したい人が20分ほど前に数人現れて、コートに荷物を置いていった。あきらかに早く終わってほしいという意思表示にとれた。
10分ほど前になると、まだ片づけをしているのに卓球をするために道具を出し始めた。
その親子はその行為をどう思ったのだろうか?
体育館の係員に要望を伝えたのだろうか?
卓球をしている人達のリーダーに、何か伝えたのだろうか?