廃異不思議探検隊/(SEASON2)

Wast different wonder expedition.(SEASON2)

旧三津坂隧道 終

2010-03-13 02:36:00 | 一般探索
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 あれだ!これは上級(俺的に)かもしれない。

 道は、両側の斜面から土砂が崩れ落ち、狭く荒れている。そしてその先に廃隧道が姿を見せる。
 歴史を感じさせる明治隧道だ。

 木々の葉が風に吹かれる音と鳥の囀り、自分の足音しかしない。
 昼間とは言え、少し心細くなる。
 
 近づいてみよう。







 これはいいじゃないか!
 小じんまりとした、品のあるトンネルだ。
 
 木板で、柵が設置してある。入れないのか?

 地面に岩が落ちているな、落石があるみたいだ。

 ではちょっと失礼します。








 




 おっとっと、地面が緩くなっている。

 水が溜まっている様だ。どの位の深さだろう?

 内部は、最初の方は石巻工法だが、奥は素掘りのままだ!

 空気がひんやりとしている。
 自分の声が響いて、奥に先客が来ているのかと錯覚する。







 隧道名を確認する為、探したが、見当たらない。風化して消えてしまったのか?



 









 さて、反対側の入り口も観に行こう。

 今来た道を戻る。

 いい景色だな、探索してるって感じがする。







 反対側も「ウマ」が設置されている。

 あ、もう先に観える!

 またイイ雰囲気だな~。

  





 こっち側の方が、何だか不気味だ。

 湿気があり、黴臭い。

 





 付近の若者達「旧天城トンネルより、こっちの方がかなり不気味です!」

 畳屋の大将「出るんですよね~、自転車に乗ったやつが」

 見難いが、入り口の左斜め上に電線固定具が残されている。
 電線が引かれていたのだな。







 こちら側も隧道名が確認出来なかった。

 錆びた「引っ鰍ッ」が二つ残っているが、これも電線の関係だろうか?

 ちなみに、イベントでここに来た時、電気関係の参加者がいて、電線を確認したら、矢崎の電線だったそうだ。

 





 地面がグチャグチャだ。

 こちら側は、石組が奥の方までされている。







 昼間でも静かなところなので、トンネル内を見ているとゾクゾクする。


 




 さて、薄暗くなって来たので帰ろう。


*中々貴重な隧道だった。廃隧道も中々いい。
 車で来る場合、駐車出来るスペースが狭いので、先訪者がいると待つ場合がある。
 海沿いの景色を見ながらドライブ気分で来れるのも良く、新トンネル手前は桜並木が綺麗だった。
2008/07/05
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