廃異不思議探検隊/(SEASON2)

Wast different wonder expedition.(SEASON2)

海軍技術研究所 音響研究部 3

2015-10-03 12:30:00 | 廃墟B
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 電球のソケットが落ちています。
 相当古い物ですね。

 ここは場所が場所だけに他の用途で使用された事がないので、当時の物でしょうか。

 地面には、掘削した小さい破片が敷き詰められています。
 ツルハシで、カンカンカンカンと地道に改削して行ったのでしょう。
 私ではとても考えられないです。




 通路の両側の山は、掘削した屑です。




 正面に屑置き場がありました。大量です。




 左方へ行ってみます。




 通路先の左側が崩れている様です。




 大規模に崩落が起きています。

 空間か穴があった様ですが、天井から豪快に崩れています。

 今何かの拍子に天井が崩落したら、一貫の終わりです。

 私がこれまで入って来た穴も崩壊が発生しています。
 天井の石が剥がれて来ている事など、近年地震も多発している影響で、崩落が進んでいるのでしょう。それを考えるとコンナコトハヤクヤメヨウと思います。^^;




 広い空間に出ましたが、土砂や切った石が放置されていて中途半端な感じです、やりかけで終わった感があります。




 通路の所々に切った石が放置されています。




 入口があります。




 しかし綺麗に切るものですね。




 現場監督「上のラインで切らなくて良かったな」

 作業員「はい あれで掘ったらいびつになってましたよ」

 石丁場を利用した地下壕へ行くと、広い出入り口や通路をわざわざ人一人が通れる幅ぐらいに積み石等で狭くしてありますが、敵が入って来た時の事を想定しているのですね。

 途中から閲覧した方に改めて、海軍技術研究所音響研究部が疎開した地下作業工場跡の一つを探索しています。
 本部は、沼津市下香貫にあった通称”沼津技研”です、沼津空襲の際、焼けてしまいました。
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海軍技術研究所 音響研究部 2

2015-10-01 01:50:00 | 廃墟B
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 私達にクライミング技術なんて持っている者はいなく、素人なりのやり方で行くしかありません。
 下りる人、上でロープを守る人、途中で指示を出す人、梯子を下す人等、仲間と話し合い、結局、危険過ぎると言う事で、私以外に下りようとする者はいなく、全員上で待機する事になりました。
 最低限、途中の広場まで、一人下りて来てもらい、指示を出してもらう事にしました。




 途中の広場から底を覗く

 ″こりゃ無理だ″

 ロープを握っていても、地面が泥で滑るので、二度ほど肝を冷やし、断念しようと思い、名残惜しく周囲を見渡すと、石段が続いている事に気づきました。

 ″こりゃすげえなあ″

 その石段に渡るのも一歩間違えば落下なので、こりゃ無理だと思い、撤退を考えつつも、やるだけやってみようとして、運良く石段に立つ事が出来ました。




 石切場の壁を削って、人が行き来出来る様に階段が作ってある。
 正に地下の秘密基地

 後は、下まで石段を下りて行けば底に辿り着けるはずです。

 この石段も人一人分の幅しかなく、泥が積もっている為、足場が悪く冷や汗ものです。

 ″王家の谷か?″




 底からの景色

 底に到着し、ほっとしたと同時に、ここまで来たら全てを確認しなければと思いました。

 ″しっかし、ほんとに来ちゃったよ″

 上を撮影しようとすると皆一斉に隠れてしまいますが(笑)総勢6人で来ています。




 さて、いよいよ探検します。

 先に簡単に内部構造を説明します。

 正面の土砂がある場所は、広い部屋(区画)が何箇所かに広がっているが、大量の掘削片で埋もれてしまっている(縦坑なので、掘削片を外へ捨てられなかったのか、掘削片置き場にしてしまってある。)天井から40~50cmの隙間しかなく、匍匐前進でしか移動出来なく、何トンもありそうな天井の崩落も起きており、危険だった。
 掘削片が無ければ、かなり広い空間だっただろう。(ここの画像は、良いものがなく、省くかもしれない。)

 右側には、通路の出入口があり、空間や最奥に工場跡があります。




 左方

 左側にも通路があり、いつの間にか右側の出口から出て来ました。




 それでは、右側の出入り口から行ってみます。
 (安全対策の為、短時間の探検だったので、順路が曖昧で、画像が前後してしまっていると思います。)




 通路になっています。




 右側に天井の壁が剥がれ落ちています。




 何トンもありそうです。
 鯨の化石の様で不気味です。




 四角い形の門があります。




 行き止まりがあり、掘削が中止されています。
 おそらくこの時点で終戦になったのでしょう。
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