は~ふたいむ

仕事帰りにカフェに寄り道して、一緒にコーヒーなど飲みながら、
他愛のない話をして過ごしたい。そんな時間。

イマドキの子供

2005年12月11日 | weblog
最近、子供が犠牲になる痛ましい事件が多いですね。
知らない人について行ってはいけない、とか言い聞かせても、やはり子供には笑顔の下に悪意が秘められているなんて見抜けない訳で、声をかけられたら立ち止まって近づいていったりするのでしょう。
そのせいかな?
朝、同じマンションの子供たちに「おはよう」と言っても、挨拶をしてくれなくなりました。
マンションのビラには「子供達に声をかけて見守りましょう」って書いてあるのに、家では「声をかけられても無視しなさい」って教えてるのかも知れません。
悲しいことです。

毎朝、小学生が大きなランドセルを背負って、中心部の学校へ通っている姿を見ます。全くの1人で、大人の間をヒョコヒョコと歩いて行きます。
何だか見ていてハラハラ。
1人で大丈夫だろうか・・・なんて心配してしまいます。

子供と言えば、土曜日にバス停でバスを待っていると、少年サッカークラブの子供たちが練習を終えてゾロゾロとやってきました。
バス停には既に数名の大人が並んでいましたが、その近くで座り込んでお弁当の残りやお菓子を食べ始めました。
バスが来るまで大騒ぎ。

以前、中学生の集団と同じバスに乗った時、並んでいる横から乗り込もうとするのを注意したことがありました。
イマドキの子供、っていうか、子供はそういう教育をされてないんだろうと、その時に思いました。
だから、今ここにいる子供達(小学生かな)も、きっと割り込んでくるんだろうと思って・・・どうやって注意しようかと考えていました(笑)

ほどなくして、バスが遠くに見えました。
子供達、にわかに騒ぎ出します。ほらほら、我先にバスに乗ろうって思ってる。
先頭に並んでいた人の横で、バスが来るのを身を乗り出して見ています。

心の中で「ちゃんと並びなさい!(ドスをきかせて)」とか、「順番を守りなさいね(やさしく)」とか言いながら、子供達の様子を見守ります。

バスが来ました。
さあ、来るぞ、来るゾ~♪
先頭の横に立っていた子が、バスのドアが開くのと同時に割り込んで乗り込もうとすると、

「タカシ、順番を守りなさい!」

・・・子供の声でした。
タカシ君はハッとして後ろを振り返り、気まずそうに横に避けました。

何と言うことでしょう。
子供が子供を注意したぞ。
それからも、口々に「ちゃんと並べよ」「順番だぞ~」と言いながら、列の後ろについて順番に並び始めました。

びっくりしました。
何て躾のいい子供達・・・サッカークラブの指導がいいのかな?
その中に引率の大人はいなくて、上級生らしい背の高い子が数名いただけです。
バスに乗ってからは、やはり子供らしく(?)つまらない話で騒いでいましたが、それでもちゃんと並んで乗ったことには、本当に驚きました。

ああ、こんな子供もいるんだ。

ちょっと心が豊かな気持ちになりました。
この子供たちは、日本の将来を担う大事な大事な宝です。
どうぞ、無事に健やかに「良い」大人に育ってくださいね・・・。
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