浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

介護マーク

2011年02月09日 | 福祉

興味深い記事を見つけました。

全国初「介護マーク」というものです。以下は記事を抜粋しています。

認知症患者の介護で異性のトイレに入るときなどに誤解されないよう、静岡県は「介護マーク」を策定した。介護中を示すマークを作ったのは全国初。認知症患者を介護する家族から「一見して介護していると分かるようにしてほしい」との意見をもとに作成したもので、すでに他県から引き合いがあるなど、全国的にも注目を集めている。

数年前、足も少し不自由な妻は、サービスエリアで女性トイレから出られなくなってしまった。男性は大声で叫びながら妻を助けるため女性トイレに入ったが、出てきたとたんにけげんな顔で見られたという。「犯罪者だと思われたようでした」と男性は悔しさをにじませた。

窮状を訴えた男性は介護マークの策定を喜び、「男性介護者には女性とは違う悩みがある。トイレへ入るのもマークがあれば認めてくれたり、買い物でもすんなり売り場に入れるようになればいい」と普及に期待していた。

たしかに車椅子の人や麻痺がある人などの介護は傍から見ても介護中であることが分かりますが、認知症の人の介護は一見しただけでは分かりません。

介護をする人を支えるモノが出来るのは良いことです。


大正は遠くなりにけり

2011年02月09日 | 日常

大正は遠くなりにけり
何気なく見たカレンダーに『平成23年』と並んで『昭和86年』『大正100年』と書いてありました。

中村草田男さんが「降る雪や 明治は遠くなりにけり」と詠んだのは昭和6年ですが、日本国中で「明治は遠くなりにけり」という言葉が流行したのは明治100年を迎えた昭和40年代だったそうです。

だとすれば、大正100年を迎えた今年は「大正は遠くなりにけり」というべきでしょうか?

しかし、実際には僕が関わっている高齢者の多くが大正生まれだったりするので、まだまだ大正は身近な存在です。