息子が小学校を卒業して、4月からは中学生になります。
卒業式でもっと感極まって泣くのかと思っていましたが、自分で思っていたよりも冷静でした。
もしかしたら、PTA会長として昨年度の卒業式にも出席していたからかもしれません。
さて、息子は新たなスタートをするにあたって、いくつかの選択を行いました。
まず一つ目は『どこの中学校に進学するか』です。
僕たちの時代を考えると地元の公立中学校に進むのが当たり前だった気がしますが、近頃は校区外の公立中学校へ選択入学することも出来ますし、私立の中学校に進む子どもも増えてきています。
実際に息子の同級生も5人ほどが島外の中学校に進学します。40名少しの学年から5人ですから、10%を超えます。
そんな状況だったので、息子も当初は島内の別の中学校に進学することも考えていたようです。
しかし、明確な目的や意思があったわけではなく、話をするうちに地元の中学校に進む道を選びました。
そして二つ目は『どこでサッカーをするか』ということです。
僕がサッカーの指導をしているため、幼い頃からなかなか一緒に遊ぶことが出来ませんでした。
自分の息子をほったらかしにして、他のサッカー少年の相手ばかりしてきたので、淋しい想いもたくさんしてきたと思います。
そんな息子が幼い頃にサッカーを始めて、「お父さんのチームでサッカーをする」と言っていたのは、きっと一緒に過ごす時間が欲しかったからだと思います。
そして遂に僕が指導する中学生チームに入れる年齢になりました。
でも彼がその気なら、もっと強いチームでサッカーをすることも選択できたはずです。(実際に県トレセンで一緒にプレーした選手たちとサッカーをしたかったと思います。)
それでも僕が指導するチームでサッカーをする道を選びました。
僕は指導者として、そして親として大きな責任があると思います。
息子と過ごす中学3年間が僕にとっても息子にとっても一生の宝となる時間になるようにしたいと思います。
これからも色々な道を選んで進む彼が自分の名に誇りを持てるようになってほしいと願います。