1996年2月12日の夕方、名古屋駅から特急電車に乗ろうとしていたら、新聞の号外が配られていました。
世間知らずの僕でも知っている「司馬遼太郎」が亡くなられたことを知らせるものでした。
今年も彼の命日であるこの日に「菜の花忌」が行われたと小さな記事で知りました。
あの時の号外とは違って、本当に小さな記事でした。 それでも多くの作品とともに「司馬遼太郎」という人間も人々のなかに残っているのだなぁと思いました。
そんな記事を読んで、本棚から引っ張り出してきました。 作品の内容は色褪せないですが、今時の文庫本に比べて字が小さいので疲れます。