以前、オススメして頂いた「カラスの親指」を読みました。
世間知らずを自覚している僕は、自覚を持って人を騙したり、傷つける事に触れると拒絶反応を示します。
そこに悪意があるとか、止むにやまれない事情があるとかは一旦置いておきます。
とりあえず本を読むにしても心の準備が必要になるのです。
かなり周りに影響を受け易い人間なので、何の準備も無いままに読み進めると自分自身が傷ついていまう恐れがあります。
さて、そんなわけで一冊を読み終わるまでに時間がかかってしまいました。
ただ、この本は実際に読み終わると様々な事が分かってくるので、嫌な思いが残ったりする事はありません。
本の中に理想的な詐欺と理想的なマジックについて語られている場面があります。
どちらも相手を騙すという行為が存在しますが、本質は違うという事です。
そうだとするならば、自覚を持って相手を騙そうとする時、相手が不利益を被る事の無い形で行なって欲しいものです。
うまく纏まりませんが、また一つ自分の世界が広がった気がします。