吉野弘詩集 と 阿久悠を読む

2015-03-26 21:23:56 | 日々思うこと
昨日アマゾンから「吉野弘詩集」が2冊届いた。

その前日は「阿久悠」の文庫本を購入した。歌謡曲のことはあまり知らないのだけれど、めそめそ

した別れの曲はどうも好きになれない。センチメンタルジャーニーで別れた人をしのびながら

北へ旅するなんてもってのほかだ。その点阿久悠の詞は「ふたりでドアを閉めて 二人で名前消して」

だからすっきりしている。もっともそんな経験は残念ながらないけれど。

中央公論社の「日本の詩歌」という全集を昔買って書斎の本棚の奥のほうに並んでいる。

その中に吉野弘はおそらく入っていないだろうと思うけれど、重い全集はベッドの中では読めないので

この人の詩を改めて読みたくなって購入し、昨夜読んで久しぶりに堪能した。

高校生の頃、受験雑誌に詩をよく投稿していてわりに入選していた。

大学の卒論は俳人の研究だったけれど本当は短詩系は苦手なのだ。本来情緒的ではないらしく

その当時書く詩は年齢のせいもあったのだろうが理屈っぽい観念的なものが多かった。

吉野弘の詩はすとんと心に落ちる。今もなお、情緒的にはなれないらしい。
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