9月30日 13:50
③の地点から下、海側を振り向くと
大きく壊れた民宿らしい建物がつる草に覆われていて
上を見上げると 露頭の木の枝に
その角を回ってみますと・・・
坂道の途中で景色が一変していました
タブの林の上の方の家は大丈夫みたいなのに
すぐ下の家は、1階がぺっシャンコ!
左には大きく折れ曲がった赤い屋根の一部もあり
その際立ったコントラストによって
一層 津波の恐ろしが実感をもって迫ってきます
少し坂を上って
何事も無かったような風景の中を歩くと
かえって不思議な気がしました
今までのことは本当に現実だったのだろうか・・
夢であれば・・と
やはり思ってしまいます
けれど 「夢ではない・・」
④の地点 ~さらに小高い 元小学校だった所には
仮設住宅が建てられていました
~その入り口にある記念碑によると~
[ この桂島は隔草条件が整っているため 90年近く前から 結球白菜の優れた種子を 生産、採種することができ・・云々 ] とあり
ここ桂島は 日本最初の白菜採種地なのだそうです
桂島の観光パンフレットにも
⑤の地点あたりでは
春にはこのような美しい菜の花畑が広がると紹介されていますが
成る程、これはそういう縁のある 白菜の花 なのです
パンフレットと同じ場所を きれいに耕している人がいました
「ここが好きだから」
・・船に乗って仙台から耕しに来ているのだそうです
やがて
スイセンプロジェクトの水仙1万5000球も、贈られて来る予定とか
来年に向かっていろいろな計画が進行中です!
道路脇に必要な用土が準備されていました
けれど少し行くと
路肩が崩れたままの所があって
大掛かりな災害復旧工事はまだまだ進んでいませんでした
島の東側にある石浜港 ⑥地点 を眼下に
坂を下って再び海岸へ
14:20 桂島石浜港 発
持ってきたダリアの花を
海に手向けて・・・
桂島を後にしました。
「 またいつの日かこの島に・・ 」
23:27 飯綱着
1泊2日 44時間 900kmの東北の旅を終えました。