桂島3 ~高台へ

2011-10-12 07:22:42 | 旅行記

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          9月30日 13:50

     ③の地点から下、海側を振り向くと

  大きく壊れた民宿らしい建物がつる草に覆われていて

          

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         上を見上げると 露頭の木の枝に

        ロープや布、金属の破片がなどひっかかっています 

        きっとあの辺りまで津波が押し寄せたのでしょう

             

          その角を回ってみますと・・・

                

       坂道の途中で景色が一変していました 

                    

      タブの林の上の方の家は大丈夫みたいなのに

        すぐ下の家は、1階がぺっシャンコ!

     左には大きく折れ曲がった赤い屋根の一部もあり

            

                                            

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           その際立ったコントラストによって

      一層 津波の恐ろしが実感をもって迫ってきます

                                       

             少し坂を上って

       何事も無かったような風景の中を歩くと

          かえって不思議な気がしました

  

     

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   今までのことは本当に現実だったのだろうか・・

             夢であれば・・と 

          やはり思ってしまいます

             

          けれど 「夢ではない・・」

            

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   ④の地点 ~さらに小高い 元小学校だった所には

       仮設住宅が建てられていました  

    

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        ~その入り口にある記念碑によると~

  [ この桂島は隔草条件が整っているため 90年近く前から 結球白菜の優れた種子を 生産、採種することができ・・云々 ] とあり

    ここ桂島は 日本最初の白菜採種地なのだそうです      

 

                

         桂島の観光パンフレットにも

           ⑤の地点あたりでは 

春にはこのような美しい菜の花畑が広がると紹介されていますが

    成る程、これはそういう縁のある 白菜の花 なのです

        

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 パンフレットと同じ場所を きれいに耕している人がいました

                  

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           「ここが好きだから」         

  ・・船に乗って仙台から耕しに来ているのだそうです

               やがて

スイセンプロジェクトの水仙1万5000球も、贈られて来る予定とか

       来年に向かっていろいろな計画が進行中です!

        道路脇に必要な用土が準備されていました

             

             けれど少し行くと

          路肩が崩れたままの所があって

   大掛かりな災害復旧工事はまだまだ進んでいませんでした

            

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      島の東側にある石浜港 ⑥地点 を眼下に

            坂を下って再び海岸へ

          

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 14:20 桂島石浜港 発

 持ってきたダリアの花を

 海に手向けて・・・

   桂島を後にしました。       

              

      「 またいつの日かこの島に・・ 」 

                 

                 

                  

   

    

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          23:27 飯綱着

             

          

 1泊2日 44時間 900kmの東北の旅を終えました。