NPO法人猫の味方ネットワーク

不幸な猫を幸せに・・・命を大切に・・・

アキちゃんと言う子

2011年08月25日 11時58分31秒 | Weblog
8/24 東大和市 マツモト様 フード・ペットシート提供
うちでは買えない大判ペットシート、ありがとうございます

8/25 京都市 オオタニ様 タオルケット提供
見ず知らずの方からの提供にすぐお電話をしましたが繋がらず残念!
タオルケットはとても綺麗にして頂いてありがとうございました
この場を借りてお礼を申し上げます!!


アキちゃん
7年前、東大和市芋窪で保護
母猫にも毛嫌いされ、さらに発情した為に
父猫に追い掛けられて逃げ回っていた子猫
ペット可アパートの人が餌を上げていました
その餌は出しガラ煮干しに醤油を垂らしたもの
アパートの人はこの子はひどい鼻炎なのだけど
部屋に入りたがって困っているんです~

母猫と一緒に引き取る事に
秋だったのでアキと命名、母猫はキャサリン
何と野良猫の子なのにとても人にベタベタ
子供にも抱っこされて喜んでいるほど
不思議な子でした
お陰で小さな孫達は大喜びの子猫
しかし
ご近所の玄関に毎日ウンチをしては走ってくる
ゴミ箱は漁りメチャクチャに
それが楽しくて仕方ない天真爛漫
とても手の掛る悪戯好きで困った子でした

秩父シェルターに来たものの台所漁りの日々
それは台所に食べ物をうっかり置いて置くと大変
お陰ですっかり肝臓を悪くしたアキちゃん
これがアキちゃんの猫生でした

暑い朝、孫達と4人で山に
カチカチになったアキちゃんを連れて
初めて埋葬を手伝った孫達

孫達が東京に帰った後、涙が止まらなくなりました
孫達が居たから涙がほとんど出なかったのでしょう
シャワーを浴びながら号泣
やはり猫の死は辛いものです
あっけなく死んでいったアキちゃん
動けなくなって半日
私の腕の中で息を引き取った時のアキちゃん
ガスター・プリンペラン入りの点滴を当日150cc
いつも嫌がるのにおとなしく入れさせていました
しかし、強制給餌はとても嫌がったので中止
眼は黄疸、口は真っ白
もう尋常ではないと察知
抱くと鳴くのを止めるのでずっと抱いていました
きっと死に向かっている事が恐かったのでしょう
何度かの吐くそぶりと息付き
ほんの30分くらいだったでしょうか
眼も閉じてあげる事も出来ました
眠っているような姿のまま
そのうち息をするのではないかと思うくらい
綺麗な穏やかな顔でした

またひとつの命が散って行きました
何度経験しても悲しみは同じ
どんな経緯の猫であっても悲しみは同じ
まだまだたくさんの猫たちの命と向き合う事でしょう
命と言うふたつとない大切なもの

肝臓と言う臓器と錠剤ウルソとの出会い
アキちゃんが初めて教えてくれました
悪くなった肝臓は腎臓と同じく少しずつ
悪くなる事を
決して元気な姿になってもウルソは止めてはいけない事
アキちゃんが教えてくれました
孫達を楽しませてくれてありがとう~!!アキちゃん