９歳ハウシーの死

10/7　武蔵村山市　サトウ様　提供品
ペットシート他を送って頂きました
ありがとうございます


辛かった３日間

武蔵村山市三ツ木より連れてきたハウシー
子供が長毛の可愛い子猫だった為に
まったく懐いていないのに
里子に出ました
ところが半年後の不妊手術時に
ワクチンを打たなければ手術しないとの病院
飼い主さんは仕方なく接種

出来る事ならワクチンは不妊手術後の
落ち着いた頃にしたいとの飼い主さんの希望でした
不妊手術とワクチン
かなりのダメージを受けたのでしょう
すぐＦＩＰを発症
せっかく不妊手術まで済ませたのに
帰らぬ猫となってしまったのです
野良猫として生まれ
野良猫として３ヶ月くらいまで育った子猫のハウシー
室内猫とするには
かなりのストレスが掛った事と思います

この事があってから野良猫として育った子を
里子に出して室内飼いにする事は
子猫の性格を十分判断し
無理に懐かせようとしない事
さらにワクチン接種も必須とはしない事

里親さまにはたくさんのご支援を頂きました
その子がハウシーと名付けられていたのです

ハウシーが亡くなって父親だと思われる猫に
ハウシーと名付けました
白黒の長毛
三ツ木シェルター外の野良猫でした
まったく懐きません
しかし餌を上げていた為に
何とか捕獲して秩父に連れてきたものの
９年間の生涯に２回しか触れませんでした

この３日間
為すすべもなく見守るだけの辛さ
点滴どころか投薬も出来ない

秩父市内からの子猫の依頼が毎日あります
今シェルターに居る子たちを
守る事で精一杯
すべてお断りしています


本日、室内で亡くなっているのを発見
本当に懐いていなくても
畳の上で亡くなりました

山はイノシシやシカが大量に増えて
イノシシがどこまでも穴を掘ってしまう為に
土蔵する事が出来なくなりました

毛布に遺体をくるんで灯油を掛けて
遺体を燃やします
内臓が燃えにくい為に
息子が内臓を出して腸を切ります

まるでホラー映画のような惨状ですが
そうしなければイノシシに遺体を持ち去られるよりまし

ハウシーは庭に埋めている白黒と仲良しだったので
黒こげの遺体を一緒にしました
この時間も絶対に目を離せません
カラスが上から遺体を狙っています

前回、焼却途中の子猫の時
うっかりその場を離れたすきに
カラスが黒焦げの遺体の一部を咥えました
ところがあまりの熱さに落とした為
難を逃れました





いつも思う
なぜ猫は死ぬ時、手を伸ばしているのだろうか