救える命と救えない命、どう向き合う

6/24　皆野町　クロサワ様　提供品
タオル他をありがとうございます
飼い主さんが２年前に亡くなって
６匹の猫が残されました
内緒でご近所がかろうじて
ご飯を上げていたそうですが
十分ではなく
とても栄養状態が悪いとの事

それでは増えないようにするどころではない
まずはa/d缶を送って
栄養状態を良くして頂いて
不妊手術はどうぶつ基金を使いましょう
と７月申請する予定でした

その後のご連絡が途絶えて
どうしたものかと心配していました
何と６匹全匹が居なくなってしまったとの事

栄養状態が悪いのであれば
もしかして猫風邪で衰弱し全匹
死んでしまったのでしょう

せっかく何とかして上げたいと
お二人のご協力も得ながら
元飼い主さんのお宅が残って居るので
そこでご飯を上げながら
敷地内で生活してもらおうと
話が進んでいました

引き取れば良かったのか
そんな辛い気持ちにさせられました
元飼い猫です

飼い猫が飼い主さんが居なくなって
ご飯を貰えなくなり
ご飯を貰える場所を探すほど
元気もなく
行く場所を見付られる事も出来ない
衰弱して
死んで行く様子はあまりに哀れ
みんな抱き合って死んで行くのです

心が痛む
親族６匹がやっとの思いで２年間
生きて来たでしょう
ご近所では迷惑がられ
それでも処分まではしたくない

そんな依頼の中で
引き取れば良かったのか
引き取ればまた大変な事になる
お金も労力も大変
そんな自問自答でした

結局、死なせてしまったのです
出来る事を出来るだけやって上げたい
と思っていても
出来る事に限りがある

救える命と救えない命

依頼者もまた５匹の仔猫を拾ったそうです
救えなかった命は仕方ない
今救える５匹を頑張っているそうです

救おうと思っていたのに
居なくなってしまった
私自身、過去に３匹の子猫を見付け
仔猫の大変な時期だったので
もう少し待ってと心に決めて
落ち着いて行ってみると
もうすでに３匹とも
亡くなっていました

その３匹がまだ元気で
楽しそうに遊んでいた様子が
脳裏から離れません
無理してでも見付けた時に保護すれば良かった

こんな後悔は猫ボラさんなら
必ず一度はしているでしょう
難しい問題だと考えます

『後悔するくらいなら無理してでも保護』
出来るでしょうか