花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

備忘録的に食ったもん、読んだもん、聴いたもん等を書いてます。

そして群青と言えば谷村新司な訳で

2008-11-10 22:12:12 | 食い物の話とか
右曲がりのダンディー。

未だ群青です。秋だもの。


と言う事で「さばいし」でもつ煮定食=650円。寒い時にはナイスなチョイス。唐辛子山ほどかけて元気充填しようとしてが、未だ群青。

昨日買ったCDはどちらも素晴らしい。レゲエなアンプフィドラーもなんか非常にアンプフィドラーだし、矢野顕子はやっぱ素晴らしい。と共にパートナーを無視気味なのはサラッと聴いたからで・・・そして素晴らしいとは言っても決してカンフル剤系の音楽では無く、沁みる→よって未だ群青。

まあ今は群青でしかるべき時期で、しかるべき環境なのでしょうがない。こうやって群青群青書き続けとけば、麻痺してそのうち去っていく→きっとそんなもんだ、秋だし。

と、まだまだきっと大丈夫な花男でした。

「庵堂三兄弟の聖職」 真藤順丈

2008-11-10 22:03:29 | 活字もすっげえたまには読むぞ


「遺体」を切った貼ったで形見を作る職人=「遺工」。それを代々生業とする庵堂家、そこの三兄弟。長男は跡を継ぎ、次男は都会にやられ、三男はやさぐれる。そんな三兄弟がひさびさ顔をあわせる親父の七回忌、直前に舞い込んだ超難易度の「遺工」の依頼・・・そんな感じで。

設定はエキセントリック。登場人物もエキセントリック。抑え気味だが、テーマから言ってそりゃスプラッタでグロい部分もあり。でも結局自分探しとか誇りとか微妙な兄弟愛とか描かれる内容は極めて普通で・・外殻のみがエキセントリックだが結局定番?終盤多少乗れたけど、まあ普通では無いかと。テーマで奇をてらって見たけど、書きたい事は普通であると。普通なのでつまらなかった訳では無いし、普通なのでキモイ部分は多少あれど、放り出さずにサラッと読めた。でも「これ読んで良かった!!」感はここ最近読んだ色々の中ではチョイ低い。ちょっとだけキモイスパイスがと言うのが好きな人には良いのかも知れない。