花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

備忘録的に食ったもん、読んだもん、聴いたもん等を書いてます。

ブルーと言えば樫沢なのはお茶にごすだが

2008-11-09 20:47:05 | 食い物の話とか
先週末に引き続きどうもブルーである。むしろ悪化してる様な・・・

気晴らしに釣りに行こうかとも思ったが、急に冷え込んでぐずついた天気にしっかりモチベーションを削がれ心身ともに引きこもる。そう言えば「ひきこもりてぇっ!!」と会社で叫んでいた過去一時引きこもり休職中だった事のある先輩が前の会社に居た。ちょっとだけ、その気持ちが判るかも知れないと思う花男のデフォルトの設定は「ひきこもり」なのかも知れない。だとすれば、まがりなりにも何とかかんとかリーマンやってる自分を、「頑張ってるなあ」と褒めてやりたい→再度自画自賛。

しかしブルー=青と言う色はどちらかと言えば好きである。ネガティブなイメージよりは爽やかとかクールな感じ。戦隊物でも「青」が好きだったし。何より今週末だって晴れて真っ青な空が広がっていたらきっともうチョイテンション高かったに違いない。「気分がブルー」と言うより「気分はグレー」の方がどんより感も出る・・・いや・・・グレー=灰だともっと「もやもやはっきりしない」と言う感じか。そういう意味ではブルーはブルーでも群青色だったらなんとなく今の気分かも知れない。

と、一通りネガ気分を冒頭から書きなぐってみる。まあ秋だし。


カレー→鰻&蕎麦→カレーと言う流れで土曜日~日曜の昼まで。全般に「群青色」の気分の中、カレー食ってる時が一番「陽」側へ浮き出てた気がする。スパイス偉い。

今日の夕飯は三月うさぎにて。せめて食い物で幸せな気分になれぬものかと・・・秋と言う季節と自分の好物と華やかさとかそんなもんを考え合わせれば・・・

鴨だろうと。まあ厳密には合鴨だが。

さらに気分を盛り上げようと「帽子屋」と言う2625円のコースをオーダした。

鴨はやっぱ好きだ。メイン以外に前菜&スープそして幸せといえば「甘味」でデザートついて、しかも優雅に食後の読書まで。それでも全くテンション上がらなかったのは・・・読んでた本の枕がちょっとグロ展開で、かつそっから「次男」が仕事で精神的にやられてるあたりの描写に突入してたからか・・・ナイスタイミング・・・後ちょっと米の炊け具合がいまいちだった。

と言う事で「テンション上がる食」と言うことでは





カレー最強決定




せめて来週元気になろうと

次週のBGMローテ用にタワレコでGET。スライ&ロビーのコーナにしかなかったので今まで気づかなかった"AMP FIDDLER"がらみの新譜とこれまた知らなかったヤノカミと言う矢野顕子関連のユニット物(正等アルバム置いて無くて、英語版と言う企画版で)。とりあえず未だ聴いてない。

で、現在すっかり忘れていた週に一度の選択を実施中。乾いたら収納したりなんだかんだしてると、きっと就寝時間→明日は月曜日。やっぱ気分は群青だぁ・・・・

「明日から休みだ!!」と言う金曜日は仕事せにゃならぬ平日であるにも関わらず「明日から仕事か・・・」と思う仕事しなくて良い日曜日よりずっとずっと幸せテンション上がったりする。なんなら日曜のこの時間帯のテンションと言うのは一週間の中でもどん底かもしれない。なんとなく非合理的である→自分の事ながら。その辺の謎が解ければきっと人生をさらにエンジョイ出来るに違いないと思うメランコリックな41歳秋であることよのおと思う花男だった。

「イノセント・ゲリラの祝祭」 海堂 尊

2008-11-09 16:48:55 | 活字もすっげえたまには読むぞ


「医療費は、傷ついた人を治療するという本来の趣旨に復古せよ 医療と言う花に、欲にまみれた愚鈍な手で触るな」

と言う事でしょうか・・・・

田口・白鳥シリーズ第4弾。今回のメインゲストはシステム・クラッシャーにしてスカラムーシュの元後輩=元雀友の彦根。舞台は厚労省主催の「医療事故調・創設検討会」。相変わらずはめられ結果"活躍するはめ"に陥る昼行灯・田口と裏で糸引くロジカルモンスター白鳥。でまあ冒頭の感じがメッセージか・・・と書いても良く判らんですね。

医療問題とそれを取り巻く体制へのメスと言うのはこれまでもそうだったけど、今回はその部分の純度が濃厚。出版のタイミングは非常にタイムリー。ただ事件系のストーリーが無く、地味と言えば地味なのか?シリーズが定着してきた今だからこそ出せる大人風味?ある意味シリーズの核心に徐々に迫り行くと言う事ですか?

個人的には「エンターテイメント」としても面白かったです。でもそれは「バチスタ・・」からの付き合い故と言う気がする。これ一つ抜き取ると楽しめる人、そうでない人は結構ずばっと分かれる様な気はちょっと。

うん、ともかく自分が面白かったので良いです。

それにしても次から次へは嬉しいが、本当にこの人凄いな。小説家はサイドワークなお医者さんだよね?誰か全作品の人物相関図を・・・と言うのはここの所ずっとの願い。