「青空の卵」
「子羊の巣」
「動物園の鳥」
鳥井真一。コンピュータのプログラマー。"ほぼ"ひきこもり。中学時代のいじめ、自分の誕生を望まず姿を消した母、母への怨みを洗脳する祖母、逃げるように海外を飛び回る父・・・・そんななんだかんだで、引きこもる。"ほぼ"で住んでるのは・・・唯一の「社会とも窓」、つらいときに手を差し伸べてくれた親友坂木 司。鳥井のために時間に自由が利く外資系保険会社への就職を選択。彼と一緒ならかろうじて外へも出れる。そんな彼を通じて接する日常の謎と徐々に増える訪問者・・・そんなお話?
カテゴリとしてはミステリィらしいです。でもどっちかって言うと、謎そのものよりそれを通して描かれる人情やら、もろさやら、美しかったり青かったりそんなこんなを描くのがメインディッシュな感じ。ワトソン役のうだうだ悩む「良い奴坂木」視点で描かれるそんなこんなは、どろどろは無く中々程よく湿った感じ含めて素敵です。
探偵キャラもエキセントリックでナイス。ぶっきらぼうで、暴言吐きまくりの頭切れまくりの鳥井が「坂木の涙」を目にすると、突然幼児退行して自分もおろおろ泣き出す・・・・サブキャラも中々。みんな基本は良い人なのはこの人の作品らしい。
面白かったです。
「子羊の巣」
「動物園の鳥」
鳥井真一。コンピュータのプログラマー。"ほぼ"ひきこもり。中学時代のいじめ、自分の誕生を望まず姿を消した母、母への怨みを洗脳する祖母、逃げるように海外を飛び回る父・・・・そんななんだかんだで、引きこもる。"ほぼ"で住んでるのは・・・唯一の「社会とも窓」、つらいときに手を差し伸べてくれた親友坂木 司。鳥井のために時間に自由が利く外資系保険会社への就職を選択。彼と一緒ならかろうじて外へも出れる。そんな彼を通じて接する日常の謎と徐々に増える訪問者・・・そんなお話?
カテゴリとしてはミステリィらしいです。でもどっちかって言うと、謎そのものよりそれを通して描かれる人情やら、もろさやら、美しかったり青かったりそんなこんなを描くのがメインディッシュな感じ。ワトソン役のうだうだ悩む「良い奴坂木」視点で描かれるそんなこんなは、どろどろは無く中々程よく湿った感じ含めて素敵です。
探偵キャラもエキセントリックでナイス。ぶっきらぼうで、暴言吐きまくりの頭切れまくりの鳥井が「坂木の涙」を目にすると、突然幼児退行して自分もおろおろ泣き出す・・・・サブキャラも中々。みんな基本は良い人なのはこの人の作品らしい。
面白かったです。