下手な料理が原因で彼氏にフラれた理央=女子大生。なんかあきらめきれないし、料理を習おうかと実家に一杯本があってでなじみのあった料理研究家大河弘子が創設した料理学校に通う事に。そこで料理に目覚めた理央は、あるひ料理学校の図書室で弘子の曾孫=翔吾に出会い食べ友になる。そして時はコロナ化へ・・・実家で食べ物に関する不思議な出来事が起こり、翔吾の紹介で弘子とweb面談をしたら彼女はその謎を解いてくれた。それからしばらくして、100歳の誕生日を迎えたのち弘子は大往生で・・・翔吾と理央は弘子の事をもっと知りたいと、いろいろな人に話を聞き、彼女の人となりや意外なつながりが分かってきて・・・そして彼女のこだわりの根源も・・・そんな感じですか?
毒がないわけでは無いですが、それらは正しく浄化され、優しく穏やかに話が進みます。と言うか遡る感じですが。ミステリィとしても丁度いい感じです。何というか・・・好きですね。登場人物たちの人物像の造りが多分自分の好みにはまったのかも。そしてこの人の食べ物系の小説はやはり良いです。
非常に面白かったです。