1995年のお話。場所は埼玉県。それぞれの理由で"生活のために"バイトをしなくてはいけない高校生のために、そう言った少年少女たちの部活動的にカラオケボックスの一室を提供する「カラオケdondon」のオーナ。そこに集まった男子3名、女子2名。なんとなく戦友って感じで仲良く過ごす。そんなある日、メンバーの一番年上の夏生のほとんどあったことない父=やくざの組長が凶弾に倒れたと・・・そんな感じですかね。
本当にこの人らしい小説。みんないい奴でポジティブで、まあご都合主義と言ってしまっても良いような・・・サラッと進むお話。最近物足りなさも感じる一方で、やっぱいつも通りで読み易いし安心感はあります。もう完全作者の美学からの作品たちなんでしょう。ある意味金太郎飴的に、こういう作品を量産していくのは流石ともいえるかなと・・・
色々あるけど、結局まずまず面白かったです。
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