※ 不思議写真の一枚。
このお写真は浄心庵の御講演会の折り会場で戴いたものです。
このお写真についての恩師の説明によりますと、恩師が御講演の折り、
演台の上に花瓶に生けて置かれていたチューリップの花が一斉に開花したそうです。
これは私(恩師)の話していることはその通りであると花が賛同して開花したのです。
と、説明されておられました。
~ 恩師の「心行の解説」より ~
先の続き・・・
ものを正しく見ようと思いますと、平静でなくては見ることはできません。
水の入ったかめでも土鍋でも、上から見ますときれいに顔が映りますが、
煮え立ってくると映りません。これと同じで、
怒りに煮えたぎっていると心が乱れて正しく見ることはできません。
「疑問」は持ってもいいけれど、「懐疑心」を持ってはならないといわれます。
疑いを懐に入れた懐疑心を持ってはなりません。
きれいな水を放っておくと、藻が生えてきて顔がきれいに映らないように、
貪欲に振り回されると全く映らなくなりますし、不調和の時は映らないようにできています。
怒り、妬み、謗り、愚痴、恐怖、不安、貪欲の心を持つと、
正しく見ることができないようになっています。
「八正道」は、まず最初に正しく見ることが説かれています。
心に苦しみの原因を持っていては正しく見ることはできません。
現れてくるいっさいの諸現象に対して、まず正しく見ることができなかったら、
正しく思うこともできず、正しく語ることもできません。
だから「正見」ということを八正道の第一項目に説いておられるのです。
世の中にはいろいろな宗教があります。
高橋信次先生が説かれたものでも、これは本物か偽物かと、
常に正しく見ていかなくてはいけません。
商売も同じです。
「あの人は運が悪いせいかいつも商売不振に陥る」というのは、
本人が正しく見ていないことが原因しております。
正法は商法に通ずるといわれるように、
取引先を正しく見てこの取引先は危ないと思えば、
近づかないようにすれば不渡りをくうことはないのです。
また普通世の中では、儲かったから自分の懐へ入れようとします。
そして栄耀栄華に暮らそうとしますが、そうするとやがてお金が入らなくなるのです。
貪欲の心を少なくした時は、気持ちよく儲けたものを出させていただくことができます。
ものごとを正しく見るとはこういうことで、腹を立て、愚痴を言えば苦しいはずですし、
心配をしてよくなるものは一つもありません。
想念は思いをつくり、私たちの思った通りの形となって現れます。
草も木も神の想念によって現れたものです。
自然界は神の思いが形となったもので、全部神様の思いの結晶です。
私たちも、神ご自身が現れて下さったものです。
また人間の手をもって作られたものはすべて人の思いによって作られたものです。
自然界は神の思いによって現れており、人が作ったものは家もビルも、飛行機も
ロケットも人工衛星も、みんな人の思いによって現れたものです。
思いなくして現れたものは何一つありません。
今生きておれば、その人の思いがこの場所に現れるのです。
家を建てたいと思えば、
設計士や大工さんと相談して思いが形となって家として現れます。
~ 感謝・合掌 ~