恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
良心(神の分け御霊)と自我(悪魔)
私たちの心の中には、神の分け御霊である良心が与えられています。
と同時にサタン(悪魔)の心もちゃんと与えられています。
この悪魔とは自己保存と自我我欲です。
これがどこから出てくるかというと、肉体の五官から出て来るのです。
「良心と自我」「神なる心と悪魔なる心」これが心の中で絶えず葛藤しています。
そして勝ったほうへ、もしエゴが勝てばエゴの行動を起こし、
良心が勝てば良心に沿った行いをとります。
エゴが勝ち続けてエゴの生活をずっと続けますと、その人は必ず不幸になります。
又良心のおもむくままに生活の行動をした人は、必ず幸せになっていきます。
それは神の心だからです。
私たちはどうしても自分本位に走り勝ちになるのですね。
A先生は、ほんとうに自分を捨てて、人々を救う為に東奔西走して下さっています。
私もその真似をしております。
ただ、させていただくのみ、いっさいの望む心なしに行動を起こし、
自我の望む心はいっさいなしに尽くさせていただきますと、
その時、私たちは神の光に満たされます。
なぜ神の光に満たされるかというと、神ご自身がそのような思いを持っておられるからです。
その神のお陰で私たちは生きさせてもらっています。
ただ与えるのみ、ただ与え給うのが、神の御心です。
私たちはその神の分け御霊です。
神と全く同質であり同根であります。
私たちは神様となんら変わるところはありません。
それはどういうことかというと、この宇宙は一秒の狂いもなしに循環しております。
宇宙の全惑星が正確に一秒も狂うことなく動かされています。
このエネルギーこそが命です。
大いなる大生命です。
私たちが胸に手を当てますと、ドッドッと心臓が動いてくれています。
これも生命です。
命は、神様の命と、私たちの命と、なんら変わることはありません。
太平洋の水を神様とします。
その一滴の水をすくい上げてみますと、これも太平洋の水で、神様と変わることなく、
神様の大生命の中から私たちの生きる小生命を頂いております。
生命が肉体から離れた時、私たちの「肉体の死」が起こります。
~ 感謝・合掌 ~