恩師のご著書「思いの中に生きる」より
救われるということ
死後硬直は、まず顎から始まり、それから首、肩、
そのようにずっと起きる順序まで決まっているのですね。
その硬直の度合いを見て、
これは何時間前に事件があったか割り出す医学が法医学ですね。
しかし、心の世界ではそんな物質の常識を破ってしまうのです。
といいますのは、法のお話を伝えさせてもらった時に、
その場で硬直が解けてしまうのです。
極端なお方は皺なんか完全に消えます。
もう何とも言えない安らかなきれいな顔になります。
では、何故そういう不思議な現象が起きるかです。
それは肉体の生命が終わりましても、
意識はちゃんと生きているということです。
意識は皆生きております。
だから、その意識に対して話させてもらえば、
その方が悟ってくださるのです。
反省してださるのです。
そして、自分の過ちを心の底から本当の神に謝ります。
そこから祀った神や仏では駄目ですよ。
たとえば、お釈迦様の像があります。
これを拝めばよいと思って一生懸命拝んでも駄目です。
これは形だけです。
本当の御神仏(これはお姿も何もありません)に対して、
心から反省して過ちを悔い改めたとき、
その人の罪は即許されてしまうのです。
ですから、
その人のこの世の人生が八十年九十年たっておりましても、
息を引き取ってからでも、
反省して悔い改めれば救われるようになっております。
ましてや生きている間だったら、
私たちは皆救われるようになっております。
自ら悔い改めることです。
その時神様はすべてをお許し下さっております。
法とは本当に有難いものです。
~ 感謝・合掌 ~