浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

肉体の限度にいどみ人救う
愛の行い我が内の神

「御垂訓」

2020-03-19 00:39:05 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

添付のお写真は「モーセの御足を慕って」の旅を終えて、
恩師(故)長尾弘先生を始めとし多くの学びの友の方たちとカイロ国際空港へ
バスで向かう際、学びの友の方が天空にご覧のように十字架が
出ているのをカメラに収めたものです。
このお写真は恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」の
挿絵としても紹介されています。


~ 恩師のご著書「愚か者の独り言」より ~

          講演集 一

     「泥棒の幸せを祈る。」


先日、丹後のほうに招かれて行ってきました。
その時寄せていただいたお宅では、ご主人が信仰を持っておられて、
こういう話は余りお好きではなかったのですが、四回目になるその時、
初めてご主人も聞いてくださったのですね。
話が終わりまして夜、「先生、ほんとうにいい話を聞かせていただいて、
私はもう涙が止まりませんでした」と感激していただきました。
そのいい話といいますのは、実は丹後に行きました前夜のこと、
私の家に泥棒さんが入ってくれました。

ウイスキーの大瓶三つ程に
「私達よりもまだ不幸な恵まれない方の為に」と、
皆さんから十円、百円と気持ちだけ入れてもらっては一杯になれば
寄附させてもらっていたのです。
その大瓶は一杯詰めますと二十万円ぐらい入ります。
それを三つとも持って行かれました。
それと、現在私の所の道場は約三十畳あるのですが、
毎月第四日曜日のお話会に百二、三十人来られると一杯になるのです。
もう一膝前に詰めて下さい、もう一膝と言って坐ると、
足を崩す場所もない位になり、
それで、百二、三十人が入れる場所でして、
それでは狭いので、裏にある空地に二十畳
ほど出させていただいたのです。

それを建てるお金として、大工さんに支払う二百万円を
置いておりました、
そのお金も、そのまま、持って行かれました。
正法、正しい教えを実践しており、
自分が正しい生活をしているから泥棒は入らない。
今迄は私は、家に泥棒は入りませんと言ってきたのです。
もう十五、六年、戸締り一つしたことがなく、
お金も治療室に置いたままでした。
正しい生活をしておりましても、やはり表を
開けっ放しておきましたら、泥棒は入ります。
だから、どんなに正しい生活をしておりましても、
すべき事をしないと、
例えば、正しい生活をしたら病気はしないか、
或いは苦しみは来ないかと言いますと、
やはりその面で欠けた所に苦しみは現れます。
ちょうど宮津のほうで皆さんが待ってくれていますので、
泥棒が入ったといって構っている暇もなくて、
私が出かけてから警察へ盗難届を出すようにお願いをして、
家を放ったらかして行ったのですね。



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