浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

肉体の限度にいどみ人救う
愛の行い我が内の神

「御垂訓」

2020-03-22 00:03:45 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

~ 恩師のご著書「愚か者の独り言」より ~

                講演集 一


先の続き・・・

それについて、ご主人が、「自分のものを盗んだ泥棒に対して、
罰を当てないようにと祈られる先生の気持ちが有難くて涙が止まりません」と
言われるのです。
「先生、もしその泥棒が警察につかまったらどうされますか」と言われるので、
「警察に行ったら、どうぞ罪を軽くしてやって下さいとお願いします」と
話したのです。
泥棒が入りますと、家中を荒らして、箪笥から戸棚から全部開けて行き、
お仏壇の引出しまで開けています。
まあプロの仕業ですね。
この事に対して、「泥棒に入られた、また入られるのではないだろうか」とか
「憎い、こんな大金を盗んで・・・」と、
思いをそのほうに向けますと、自分自身が苦しくなります。

泥棒への恐怖、怒り、返って来ないものへの執着、
それらによって自分の心がひどく苦しくなります。
しかし、相手の罪を軽くしてやって下さい、罰を当てないようにして下さい、
と祈らせてもらったら苦しみはありません。
もしつかまった時には、警察にお願いに行くような気持ちでおりますと、
なるほど、
お金は確かに被害を受けましたが、心には何ら被害は受けておりません。
今後の生活で戸締りはきちんとしなさい、
日頃の生活に細心の注意を払っていきなさい、
と教えていただいたという感謝に代わります。
これはついこの間、泥棒さんを通じて学ばせてもらったことです。
何かにつけ、自分にとって憎い人、都合の悪い人の幸せを
祈らせてもらうことです。
その時自分の心はとても楽になります。



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