恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
黄金の光と暗い想念
先の続き・・・
正面の阿弥陀さんなども墨を塗ったように消えてしまって、
真っ黒で見えない。
お墓もそうです。
仏壇は本来あんなに暗くはならないものです。
ですから、真っ黒の仏壇でも、ご縁がありまして、
その中におられるご先祖様を天上界へ送りますと、忽ち光ってきます。
これはどこのお宅のお仏壇でも同じように暗いところがみな光ります。
いわば私は、仏壇の洗濯屋さんみたいなものです。
光るのです。
ではなぜ暗いのかと言いますと、仏壇の中に迷える諸霊の方がおられるから
真っ黒になっているのです。
線香の煙で曇っているのとは違うのです。
「私が一生懸命拝みましたから、
線香とロウソクの煤で仏壇が真っ黒になっているのです」というのは嘘です。
「では、見ていなさい」と言ってお祈りをして、
迷える霊が成仏されますと、パアーツと光ります。
特に仏壇の正面の上の欄間などは彫刻ですから、
もう真っ黒になったら磨きようがないのですけれど、
それが光ってきます。