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恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第五章 心の曇りをとるための反省
自分を赦すことの難しさ
先の続き・・・
どうにもならない心の壁に突き当たってしまいました。
どうしても破れない心の壁でした。
とうとう最後にあきらめざるをえなくなりました。
私のような者が心に法灯をいただくとか悟りを得るとかいう、
大それたことができるはずがない。
それは偉大なる魂をお持ちの尊い方にして
初めてできることであって、
私のような凡夫のできることではないのだと気づき、
もうこれ以上はやめようと決心しました。
あきらめて山の木々の間に仰向けになって寝転んでいました。
長い時間が過ぎていきました。
この時、梢の間から差し込んでくる光を見たのです。
もし、光、法灯、悟りというものがあれば、
やはり私も欲しいという思いが、
心の中から持ち上がってきました。