浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

肉体の限度にいどみ人救う
愛の行い我が内の神

「ブッダのことば」より。

2017-06-14 23:47:21 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

     ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
           第五、 彼岸に至る道の章 

                1、序

1006、バーヴァリのことばを聞いて、
       弟子である十六人のバラモン――アジタと、ティッサ・メッテイヤと、
       プンナカと、およびメッタグーと、

1007、ドータカと、ウパシーヴァと、ナンダと、
       およびヘーマカと、トーディヤとカッパとの両人と、
       賢者ジャトゥカンニンと、

1008、パドラーブダと、ウダヤと、ポーサーラというバラモンと、
       聡明なるモーガラージャと、大仙人ピンギヤと、―――


              ~ 感謝・合掌 ~


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「ブッダのことば」より。

2017-06-13 23:32:05 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

     ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
           第五、 彼岸に至る道の章 

                1、序

1003、またもしもかれが家から出て家なきに入れば、
       蔽いを開いて、無上なる〈目覚めた人〉(ブッダ)、
       尊敬さるべき人となる。

1004、(わが)生まれと、姓と、身体の特徴と、
       神呪(習ったヴェーダ)と、また弟子たちと、
       頭のことと、頭の裂け落ちることとを、
       ただ心の中で(口に出さずに)かれに問え。

1005、もしもかれが、見るはたらきの障礙のない〈目覚めた人〉
       (ブッダ)であるならば、心の中で問われた質問に、
       ことばを以って返答するであろう。


            ~ 感謝・合掌 ~


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「ブッダのことば」より。

2017-06-12 23:12:00 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

     ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
           第五、 彼岸に至る道の章 

                1、序

1000、「諸々の神呪(ヴェーダ)の中に、
         三十二の完全な偉人の相が伝えられ、
         順次に一つ一つ説明されている。

1001、肢体にこれらの三十二の偉人の相ある人、
         ―――かれには二つの前途があるのみ。
         第三の途(みち)はありえない。

1002、もしもかれが、〈転輪王〉として家にとどまるならば、
         この大地を征服するであろう。
         刑罰によらず、武器によらず、法によって統治する。


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「ブッダのことば」より。

2017-06-11 23:37:24 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

      ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
           第五、 彼岸に至る道の章 

                1、序

997、そこでかれは(ヴェーダの)神呪(じんじゅ)に通達した
       諸々の弟子・バラモンたちに告げていった、
       「来たれ、学生どもよ。われは、そなたらに告げよう。
       わがことばを聞け。

998、世間に出現すること常に稀有であるところの、
       かの〈目覚めた人〉(ブッダ)として令名ある方が、
       いま世の中に現れたもうた。
       そなたらは急いでサーヴァッティーに赴いて、
       かの最上の人に見(まみ)えよ。」

999、「では(師)バラモンよ。かれを見て、
       どうして〈目覚めた人〉(ブッダ)であると知り得るのでしょうか?
       われらはどうしたらそれを知り得るか、それを教えて下さい。
       われらは知らないのです。」


              ~ 感謝・合掌 ~



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「ブッダのことば」より。

2017-06-10 23:52:59 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

     ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 

    
           第五、 彼岸に至る道の章 

                1、序

994、〈目覚めた人〉という語を聞いてパーヴァリは歓喜した。
        かれの憂いは薄らいだ。
        かれは大いに喜んだ。

995、かのバーヴァリはこころ喜び、
        歓喜し、感動して、熱心に、かの女神に問うた。
        「世間の主は、どの村に、またどの町に、
        あるいはどの地方にいらっしゃるのですか?
        そこへ行って最上の人である正覚者をわれらは礼拝しましょう。」

996、「勝利者・智慧豊かな人・いとも聡明な人・
        荷をおろした人・汚れのない人・頭の落ちることを知っている人・
        牛王のような人であるかのシャカ族の子(ブッダ)は、
        コーサラ国の都であるサーヴァッティーにまします。


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「ブッダのことば」より。

2017-06-09 23:45:12 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

     ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
           第五、 彼岸に至る道の章 

                1、序

991、「むかしカピラヴァットゥの都から出て行った
        世界の指導者(ブッダ)がおられます。
        かれは甘蔗王の後裔であり、シャカ族の子で、世を照らす。

992、バラモンよ。
        かれは実に目覚めた人(ブッダ)であり、
        あらゆるものの極致に達し、一切の神通と力とを得、
        あらゆるものを見通す眼をもっている。
        あらゆるものの消滅に達し、
        煩いをなくして解脱しておられます。

993、かの目覚めた人(ブッダ)、
        尊き師、眼ある人は、世に法を説き給う。
        そなたは、かれのもとに赴いて、問いなさい。
        かれは、そなたにそれを説明するでしょう。


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「ブッダのことば」より。

2017-06-08 23:22:39 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

      ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
           第五、 彼岸に至る道の章 

                1、序

988、「では、貴女は知っておられるのでしょう。
        お尋ねしますが、頭のことも、頭の落ちることも、
        わたくしに話してください。われらは貴女のおことばを
        聞きたいのです。」

989、「わたしだってそれを知っていませんよ。
        それについての知識はわたしにはありません。
        頭のことも、頭の落ちることも、諸々の勝利者(ブッダ)が
        見そなわしておられます。」

990、「ではこの地上において頭のことと頭の裂け落ちることとを、
        誰が知っておられるのですか?
        女神さま。
        どうかわたしに話してください。」


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「ブッダのことば」より。

2017-06-07 23:31:00 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

     ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
           第五、 彼岸に至る道の章 

                1、序

985、かれは憂いの矢に中(あ)てられて、
        食物もとらないで、うちしおれた。
        もはや、心がこのような気持ちでは、
        心は瞑想を楽しまなかった。

986、バーヴァリが恐れおののき苦しみ悩んでいるのを見て、
        (庵室を護る)女神は、かれのためを思って、
        かれのもとに近づいて、次のように語った。

987、「かれは頭のことを知っていません。
        かれは財を欲しがっている詐欺者なのです。
        頭のことも、頭の落ちることも、かれは知っていないのです。」


             ~ 感謝・合掌 ~




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「ブッダのことば」より。

2017-06-06 23:42:15 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

     ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

   
           第五、 彼岸に至る道の章 

                1、序

982、「わたくしがもっていた施物はすべて、
        わたくしが施してしまいました。
        バラモンよ。
        どうかおゆるしください。
        わたくしは五百金はないのです。

983、「わたくしが乞うているのに、
        あなたが施してくださらないのであれば、
        いまから七日の後に、あなたの頭が七つに裂けてしまえ。」

984、詐(いつわ)りをもうけた(そのバラモン)は、
        (呪詛の)作法をして、恐ろしいことを告げた。
        かれのその(呪詛の)ことばを聞いて、
        バーヴァリは苦しみ悩んだ。


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「ブッダのことば」より。

2017-06-05 23:58:16 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

    ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
           第五、 彼岸に至る道の章 

                1、序

979、かれは、大きな祭りをなし終って、自分の庵にもどった。
      かれがもどってきたときに、他の一人のバラモンがやってきた。

980、足を傷め、のどが渇き、歯はよごれ、頭は塵をあびて、
      かれは、(庵室の中の)かれ(バーヴァリ)に近づいて、
      五百金を乞うた。

981、バーヴァリはかれを見て、座席を勧め、
      かれが快適であるかどうか、健康であるかどうか、をたずね、
      次のことばを述べた。


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「ブッダのことば」より。

2017-06-04 23:53:39 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

    ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
           第五、 彼岸に至る道の章 

                1、序

976、明呪(ヴェーダ)に通じた一バラモン(バーヴァリ)は、
        無所有の境地を得ようと願って、コーサラ族の美しい都から、
        南国へとやってきた。

977、かれはアッサカとアラカと(両国の)中間の地域を流れる
        ゴーダーヴァリー河の岸辺に住んでいた、
        ―――落穂を拾い木の実を食って。

978、その河岸の近くに一つの豊かな村があった。
        そこから得た収益によってかれは大きな祭りを催した。


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「ブッダのことば」より。

2017-06-03 22:55:57 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

     ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 

   
            第四、 八つの詩句の章 

            16、サーリプッタ

973、他人からことばで警告された時には、
       心を落ちつけて感謝せよ。
       ともに修行する人々に対する荒んだ心を断て。
       善いことばを発せよ。
       その時にふさわしくないことばを発してはならない。
       人々をそしることを思ってはならぬ。

974、またさらに、世間には五つの塵垢がある。
       よく気をつけて、それらを制するためにつとめよ。
       すなわち色かたちと音声と味と香りと触れられるものに対する
       貪欲を抑制せよ。

975、修行僧は、よく気をつけて、心もすっかり解脱して、
       これらのものに対する欲望を抑制せよ。
       かれは適当な時に理法を正しく考察し、
       心を統一して、暗黒を滅ぼせ。」
       ―――と師(ブッダ)はいわれた。

〈八つの詩句の章〉第四おわる

まとめの句
欲望と、洞窟と、悪意と清浄と、最上と、老いと、
メッテイヤとバスーラと、マーガンディヤと、死ぬよりも前にと、
争闘と、二つの〈並ぶ応答〉と、迅速と、武器を執ることと、
サーリプッタの質問とで、十六になる。
これらの経はすべて〈八つの詩句の章〉である。


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「ブッダのことば」より。

2017-06-02 23:32:46 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

     ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
            第四、 八つの詩句の章 

            16、サーリプッタ

970、すなわち『わたしは何を食べようか』
       『わたしはどこで食べようか』『(昨夜は)わたしは眠りづらかった』
       『今夜はわたしはどこで寝ようか』
       ―――家を捨てて道を学ぶ人は、これら(四つの)憂いに導く思慮を
       抑制せよ。

971、適当な時に食物と衣服とを得て、
       ここで(少量に)満足するために、(衣服の)量を知れ。
       かれは衣食に関しては恣(ほしい)ままならず、慎んで村を歩み
       罵られてもあらあらしいことばを発してはならない。

972、眼を下に向けて、うろつき廻ることなく、
       瞑想に専念して、大いにめざめておれ。
       心を平静にして、精神の安定をたもち、
       思いわずらいと欲の願いと悔恨とを断ち切れ。


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「ブッダのことば」より。

2017-06-01 22:58:56 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

    ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
            第四、 八つの詩句の章 

            16、サーリプッタ

967、盗みを行ってはならぬ。
       虚言を語ってはならぬ。
       弱いものでも強いものでも(あらゆる生きものに)
       慈しみを持って接せよ。
       心の乱れを感ずるときには、「悪魔の仲間」であると思って、
       これを除き去れ。

968、怒りと高慢とに支配されるな。
       それらの根を掘りつくしておれ。
       また快なものも不快なものも、両者にしっかりと、
       打ち克つべきである。

969、智慧を第一に重んじて、
       善を喜び、それらの危難に打ち勝て。
       奥まった土地に臥す不快に堪えよ。
       次の四つの憂うべきことに堪えよ。


            ~ 感謝・合掌 ~



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