北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)

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初めての広州旅その5 世界遺産"開平"で、"あの"ドラマ撮影現場に遭遇!

2018-05-31 19:44:21 | 中国国内旅行 2018.5  広州

広州旅2日目。

この日は世界遺産"開平"へ行くぞ!と、朝からバスターミナルへ。

広州にはいくつか大きなバスターミナルがあるのですが、今回は。

 

 

 

≪芳村汽車客運駅≫へ。

いつも通り今回の旅もほぼノープラン。 バスターミナルに到着後、一番早い開平行きのチケットを窓口で購入。(要パスポート)

 

 

そして、待合エリアへ(ここでもまた、要パスポート)

そしてセキュリティチェック。

 

 

実は数分後には発車するというチケットを購入したので、こんなちんたらしてたらバスが出てしまうやんっ!!!

と焦って最終の乗り場まで走っていったのですが。

 

 

 

 

そこはゆる~い中国。

出発時刻8:50過ぎてもバス、動きませんがな。(走ってそんした)

 

 

 

 

バスはこんなの。

開平にはバスターミナルが2つありますが、観光に便利なのは"义祠"という方です。

 

 

 

 

5分ほど過ぎたあたりで、車内で再度チケットチェック。 ようやく動き出しました。

(ちなみに、チケットをよく見るとバスの座席が決まっていましたが、私たち含めみんな自由に好きな席に座ってました)

 

 

 

 

 

途中事故渋滞があり、予定より若干遅れて約2時間半後。 開平に到着です。

 

 

 

 

 

ここからローカルバスも出ているのですが、それほど時間がない私たちはタクシーをチャーターすることに。

 

 

ふらふらしてたらタクシーの運ちゃんが声かけてくるやろ・・・と、隙を見せまくりながら歩いていたら、タクシーではない運ちゃんがやたら声をかけてくる。

値段を聞くとそこまで悪くないので、このおっちゃんの車にしようかと思うものの、どうも若干の不安が付きまとう。

 

 

そこに現れたのが、町の警察っぽいに~ちゃん。

一応確認しとこか・・・と「ここで車チャーターしても大丈夫?」と聞いたところ、に~ちゃん。 ぼそっと一言。

 

 

 

「知らん」

 

 

 

 

おいこら、なんやそれ!!!!!

 

 

・・・と怒りそうになったのですが、次の瞬間。 

 

 

に~ちゃんは無言で客待ちをしているタクシーの方を指さし、あれに乗っていった方がいいんちゃう?的なそぶりを見せたのでした。

 

 

 

 

というわけで、よくわからんおっちゃんを振り切って、タクシーと交渉開始。

最初値段で折り合いがつかなかったけど、ここは強引にこちらの言い値を押し通し、いよいよ観光出発!!!

(タクシーと交渉する時は、最初に行きたいエリアすべてを伝えておくことをおススメします)

 

 

 

・・・にしても、このタクシー。

 

 

 

 

ヴィトン?????

シートというシートがヴィトン(らしきもの)に包まれていて、そのうさん臭さと言ったら。

(実際はうさん臭くなく、ちゃんとこちらの希望通り観光地を周ってくれました)

 

 

 

 

さてさて。ようやく観光です。

開平の世界遺産はいくつかのエリアに分かれているので、まずは一番遠い"瑞石楼"がある錦江里へ。

 

 

 

 

おぉ~! 到着したぞ~!

 

 

 

・・・にしても。

 

 

 

 

なんか、めっちゃ、わちゃわちゃしてへん?

修繕中???

 

 

 

・・・とその時!

信じられない物が目に飛び込んできました。

 

 

 

 

 

えっ? えっ??? 日の丸っ!?

 

 

 

うそやろ?

中国で日の丸が掲げられてるなんて見たことないっ!

 

何、ここっ! まさかの大歓迎???

 

 

と思ったら。

 

 

 

 

重機???

 

 

 

 

 

スタッフ?????

 

 

 

そして。

 

 

よくわからない、Tシャツ男子。

 

 

そうなんです。

この世界遺産で、まさかの"反日ドラマ"撮影中だったのでした。

 

 

 

うわぁぁぁ・・・。よりによって反日ドラマ。

ここまで来たのに観光できひんかったらどうしよ~。

 

 

 

なんて心配は無用でした。

 

 

 

 

自由に観光。

 

 

 

「撮影中以外やったらかまへんで」らしい。

 

 

 

 

というわけで、瑞石楼。 "開平"を代表する建築物のひとつです。

残念ながらここは見学不可でした。

 

 

でも、別の建築物は中の参観が許されていて。

 

 

 

 

せま~い階段。

 

 

 

 

レトロな家具が配置された部屋。

 

 

 

 

そして、屋上から見る錦江里の風景。

 

 

 

 

別の時代に入り込んだような不思議な錯覚。

 

 

 

 

 

細い路地を抜け。

 

 

 

 

 

他の楼にも登ってみる。

 

 

 

 

 

他に観光客もいなかったので、なんだか現実感がなく。

 

 

 

 

ふわふわとした気持ちで景色を眺めていましたが。

 

 

 

 

たくさんの反日ドラマエキストラのみなさんが、私たちを現実に引き戻してくれました。

(こういう服装の人ばっかり周りいたので、ある意味現実感がなかったとも言えるけど)

 

 

 

 

こんなのも用意してるんやね。

 

 

 

 

 

というわけで、思いがけずドラマ撮影現場に遭遇しましたが、ちゃんと観光できた"瑞石楼"でした。

 

 

 

~おまけ~

"開平"では入場料が必要で、5か所の共通券も購入することができます。

ここ錦江里でチケットを売ってくれたお兄ちゃん。 彼はなんと・・・。

 

日本語 ぺらっぺら!!!!!

 

 

こんな辺鄙な観光客もあまり来ないところで、しかもめちゃめちゃ流ちょうな日本語を話すに~ちゃんに出会うなんて。

さらに、まるで修行僧のように物腰やわらか、ソフトな印象。

 

いったい彼はナニモンなんだったんやろ?