ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

「村上隆 もののけ京都」

2024-07-06 22:13:27 | 美術鑑賞
「村上隆 もののけ京都」 2024.2.3-9.1 京都市京セラ美術館
開館時間/10:00-18:00  休館日/月曜日

<金色の空の夏のお花畑>

会場への道に阿像吽像がお出迎え 大きい!迫力!期待が高まる!


<洛中洛外図> 全長13Mの絵がお出迎え そこには、村上作品でおなじみのキャラクターがあちこちに




<京都 光琳 もののけフラワー> 一番好きな作品 黒地は実はドクロドクロドクロ

次は薄暗い空間に四神や六角螺旋堂が。


<レインボー> 村上隆のキャラクターと言えば「DOBくん」

皆キャラクターに夢中だけれども、上を見て、上<Light Box (DOBZITE)>



<ズザザザザザ レインボー>


<四季 FUJIYAMA> 背景には素数がぎっちり描かれている


<鮮血を捧げよ> 遠目で見たら「わぁ、カラフルでかわいい」でも近づいて見るとドクロなのだ


風神図 雷神図 脱力系の風神雷神?


<雲竜赤変図≪辻惟雄先生に「あなた、たまには自分で描いたらどうなの?」と嫌味を言われて腹が立って自分で描いたバージョン≫> 曾我蕭白のオマージュ


<見返り、来迎図> 仏様って手が長いんだね


<京都の舞妓さん アニメ風> と思ったら、こんなかわいらしいものも


<2020 十三代市川團十郎白猿襲名十八番> 祝幕の原画


<慧可断臂(えかだんぴ) 心、張り裂けんばかりに師を慕い、故に我が腕を師に献上致します> 慧可が達磨に教えを乞いにいったが、相手にされなかったので、自分の腕を切って捧げて覚悟を示し、弟子入りがかなったという話から

お庭にはどどーんと<お花の親子> ルイ・ヴィトンと


後ろにはトゲトゲ?葉っぱ?があるのだ

 村上隆に圧倒される。すごいな。外国人に人気なのか、結構外国の人がいた。行くのをおススメする。

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「キュビズム展美の革命」

2024-07-05 23:37:20 | 美術鑑賞
「パリ ポンピドゥーセンター キュビズム展美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」 2024年3月20日-7月7日 京都市京セラ美術館
開館時間/10:00~18:00  休館日/月曜日


パブロ・ピカソ<輪を持つ少女>


ロベール・ドローネー<パリ市>


ポール・セザンヌ<ラム酒の瓶のある静物> キュビズム?単なる上手な絵じゃないか?と思ったら、右側は横から、左側は上からの視点で描かれ、白い布が視点のずれを隠しているのだとか。なるほど。


アンリ・ルソー<第22回アンデバンダン展に参加するよう芸術家たちを導く自由の女神> 好きな作品


ヨンベあるいはウォヨの呪物(コンゴ共和國) ぎぇ~、打ち込まれすぎ。詩人ギヨーム・アポリネールの旧蔵品。ピカソなどアフリカの造形物に関心を寄せていた。


ジョルジュ・ブラック<レスタックの高架橋> 好きな作品


ジョルジュ・ブラック<ギターを持つ男性> ブラックも好き


ファン・グリス<ギター> ファン・グリス好きかも


ロベール・ドロネー<都市№2> 市松模様と緑が効いている


マルセル・デュシャン<チェスをする人たち> デュシャンもある


マルク・シャガール<キュビズムの風景> 明るい色合い


アメデオ・モディリアーニ<女性の頭部> モディリアーニだねえ


ジャンヌ・リジ=ルソー<1キロの砂糖のある静物> 好きな作品


ル・コルビュジェ<水差しとコップー空間の新しい世界> ル・コルビュジェもあるよ


フェイルナン・レジェ<タグボートの甲板> カラフル

 有名な画家の作品がいっぱいだった。そして、ピカソよりファン・グリスが私の好みだと知った。

ファン・グリス<椅子の上の静物>


ファン・グリス<朝の食卓>






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「ときめきの髪飾り」

2024-07-04 20:56:37 | 美術鑑賞
「澤乃井櫛かんざし美術館所蔵 ときめきの髪飾り おしゃれアイテムの技と美」 2024.4.27-8.4 細見美術館
開館時間:午前10時~午後5時  休館日:月曜日
祇園に生まれて芸妓となり、後に東京で料亭の女将として活躍した岡崎智予氏は、40余年かけ3000点以上の櫛や簪を収集。1998年、「澤乃井」で知られる小澤酒造株式会社の小澤恒夫名誉会長が岡崎氏のコレクションをもとに東京・青梅に「澤乃井櫛かんざし美術館」を開設した。そのコレクションから。いやあ、匠の技やデザインに魅了された。おしゃれですわ。


牡丹蒔絵螺鈿鼈甲櫛・いち止・前小僧・笄 豪華


右 水晶平打簪
左 乾隆ガラス平打簪 青がきれい


瓢飾り鼈甲珊瑚びらびら簪 歩くたびに微かな音がしたとか


桜狩嵌装象牙櫛 櫛にこんな絵を描くなんて


梅花漆絵象牙櫛 梅がいっぱい


日本地図蒔絵象牙地図 地図が櫛のデザインに。おもしろい。


ギヤマン鼈甲櫛 ガラスと鼈甲のコラボ


クルス文簪(隠れキリシタン) 左上が普通の状態 右下が開けた状態 十字架が隠れている


菊蒔絵螺鈿団扇形鼈甲櫛 団扇の形をしているのがおもしろい


鷺蒔絵櫛 どどんと鷺って、大胆なデザイン


春雨飛燕蒔絵鼈甲櫛 鼈甲の模様が雲みたい。


葛薄蒔絵団扇形象牙簪 好き


鶴型蒔絵櫛 鶴の形


桜花文蒔絵櫛 大胆に桜


宝尽し文芝山象牙櫛 象牙の白地にカラフルな宝尽くしがかわいい


蜻蛉秋草蒔絵螺鈿象牙二枚櫛 二枚一対の櫛。贅沢に一人で二枚挿す者もいれば、仲のよい友達と一枚ずつ挿す者もあったとか。
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「空海」

2024-06-07 20:30:09 | 美術鑑賞
「空海  密教のルーツとマンダラ世界」 2024.4.13-6.9 奈良国立博物館
開館時間:午前9時30分~午後5時  休館日:月曜日

 平日の午後2時半過ぎに着いたが、チケットを買うのに20分くらい待った。いやあ、見てよかった。国宝や重要文化財だらけだった。


右  錫杖頭 国宝 仏様が並んでいる
中央 五智如来坐像のうち大日如来 国宝 気高い
左  不動明王坐像 重要文化財 飾りがついている
背景 両界曼荼羅(高雄曼荼羅) 国宝 紫綾に金銀泥でよく見えなかった。黒地に線描きがうっすら見える感じ。現存最古で空海の在世時に制作された曼荼羅


右 金剛密教法具 国宝 悪を砕き仏を喜ばせるという五鈷杵と五鈷鈴が金剛盤に乗るかたち。空海が唐から持ち帰ったと言われる。
中 五智如来坐像のうち大日如来 国宝
左 両界曼荼羅(高雄曼荼羅) 国宝


右 弘法大師行状絵詞 重要文化財 荒れ狂う波の表現がすごい
中 金剛密教法具 五鈷鈴 国宝


諸尊仏龕 国宝 小さくて細かい。閉じることができる。空海が唐から持ち帰ったと言われる。一番好き。


五智如来坐像 国宝 端正。気高い。思わず拝んだ。



左 弘法大師坐像(萬日大師) 穏やか

●十二天像(京都国立博物館) 国宝。色が残って美しい。服の模様も細かい
●五大尊像(醍醐寺) 国宝。迫力。躍動的。
●梵夾(大日経真言・十二天真言) 国宝。細かい
●金剛界曼荼羅彫像群(インドネシア国立中央博物館) 小さくてかわいい。何か持っていたり、大きく手足を動かしている。顔もなんかバタ臭い感。
●真言七祖像(教王護国寺) 国宝。よく見えない。
●板彫曼荼羅(金剛峯寺) 重要文化財。細かい。
●釈迦如来及諸尊像(普門院) 重要文化財。好き。
●金剛般若経開題残巻(京都国立博物館) 国宝。空海自筆。三筆と言われるだけあって、流れるような美しい字。訂正箇所もあり。
●五大力菩薩像(有志八幡講) 国宝。大きい。躍動的。
●孔雀明王坐像(金剛峯寺) 重要文化財。光背が孔雀の羽を模したもの。

 いろいろ難しいが、衆生救済を願った空海が人々を救うためにたどり着いたのは密教。空海は中国・唐にわたり、師匠の恵果から密教のすべてを受け継いだらしい。要するに天才なんだな。そして、複雑なお経の内容を絵にした、いわば「見るお経」が「曼荼羅」だとか。
 すべてを理解するのは、私には難しいが、すばらしいものを拝見できた
 
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「エルマーのぼうけん展」

2024-05-16 23:37:43 | 美術鑑賞
「エルマーのぼうけん展」 2024.3.23-5.19 明石市立文化博物館
開館時間/9:30~18:30  会期中無休

 ルース・S・ガネットの書いたエルマーの本の原画展。(挿絵は、義母のルース・C・ガネット)



<エルマーとぼうけん>

私の本とは向きが反対 鯨の上を飛ぶなんて楽しい


ねずみ、かわいい


とらがチューインガムを噛んでいる


これも向きが反対 私の好きな場面



不採用のカット 鉛筆と違ってペンで描いているのでハッキリしすぎているからダメだったのかな

<エルマーとりゅう>

カナリア島の地図


ここも反転 布にエルマーとりゅうの文字が入る


エルマーとりゅうの扉絵らしいが、私の本には見当たらない


これも反転 

<エルマーと16ぴきのりゅう>

表紙 左側は周りのりゅうが私の本にはない


見つめ合っているカットがいい エルマーとりゅうの間に信頼や親しみを感じる


私の本には見当たらないカット



ガネットが幼い頃に自作の物語を語り、大人たちがそれを書き留めている。これは、ワンダー・ガアグ(『100まんびきのねこ』の作者)が書き取り、挿絵を描いた「農場物語」!
 『「エルマーのぼうけん」をかいた女性』(前沢明枝 福音館書店)では、「どんな話でも子どもたちが話せば、大人は熱心に耳を傾け、とても大切にしてくれた。」とある。学校では、字を習う前に字を読んだり書いたりできたら、どんなに楽しいかをまず教わるのだとか。自分のお話が文字になっていく喜びを知っていたのだろう。

 作者のルース・S・ガネットは、差別的な考えのない、自由で、こどもを一人の人間として大切に扱う家庭で育ったよう。前述の本の中では、「叱られた記憶はない。まちがったことをすると どうしてそんなことをしたのか聞かれたこと。それから、そういうことをしたら、どんなことになるか、一緒に考えたり、説明してくれたこと。父も母も私たちの小さいときから大人と話すように接した」のだとか。自分の子育てを考えると頭がイタイ。

 挿絵は、ルースの父親の再婚相手。本にぴったしの挿絵だったなあ。
 





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