『老いる意味』『死亡告示』

『老いる意味　うつ、勇気、夢』　森村誠一　中央公論新社
　老後は勇気をなくして乗り切れない。今までの人生の経験を凝縮して明日に立ち向かう。老後は良いことばかりではない、思わぬ病気もする。老人性鬱病を告白し克服した作家の壮絶な闘い。老後の生き方の意味を提言する。
　前半は、作家の老人性鬱や認知症との壮絶な戦い。医師へのすがるような思いを書いた手紙や言葉を忘れないようにするために様々な言葉を書き留めたチラシの裏を見ると心がしめつけられた。
　後半は、老後を生き生きと過ごすための提言。まあ、よくある言葉だが。「人生とは天気。台風に見舞われても必ず台風は通り過ぎる」「人生で連戦連勝はありえない。人生に休息があってもよい」「老後は人生の決算期。量より質」「未来を恐れず現在を楽しむ」「自分で考え選択することを放棄しない」等の言葉が心に残った。
　又、森村氏は写真で俳句を提言している。夏井先生の写真de俳句をしている私は、老後を生き生きと過ごせるかな？

『死亡告示　トラブルインマインドⅡ』　ジェフリー・ディーヴァー　池田真紀子訳　文藝春秋
　ファンだった作家の死に納得いかない、犯罪小説好きの刑事。「人間を悪に走らせる超常存在」と戦う心理カウンセラー。思わぬ難敵にぶち当たった尋問のプロフェッショナル軍団。一見事件性のない心中事件に挑む、内勤のオタクな「数学刑事」と無頼派剛腕刑事の凸凹コンビ。一癖も二癖もあるキャラクターたちが意外すぎる結末へ走り抜ける。人騒がせ(トラブル・イン・マインド)な連中の企みに翻弄されること必至の短編集。
　私は「永遠」がおもしろかった。相変わらず、残りページを見ながら、この逮捕は間違いだとか、まだ一波乱あるはずとか思ってしまった。
　ジェフリー・ディーヴァーに　はずれなしである。
　

「山下清展」

「生誕100年　山下清展　百年目の大回想」　2022年6月25日～8月28日　神戸ファッション美術館
開館時間／10：00～18：00　休館日／月曜日


ラ・ムスメ（娘）－ゴッホによる

　山下清といえば、ドラマ「裸の大将」。ドラマでは、現地で作品を仕上げていたようだが、実際は、学園に帰ってから驚異的な記憶力で作品を仕上げていたという。どうしてもドラマのイメージがあるが、作品を見て驚いた。よかった。細かい貼絵もいいが、ペン画がなんかユーモラスな感じでよかった。ファンが多いのもわかる。だからか、人が多かった。

●菊　貼絵　細かい
●自分の顔　貼絵　髪も一本一本細かい。バックもいい。
●長岡の花火　貼絵　細かい。川に映る花火も丁寧に描く。
●桜島　貼絵　海の波がいい。
●トンネルのある風景　ペン画　不思議な感じ
●東京オリンピック　好きな作品
●ロンドンのタワーブリッジ　貼絵　油絵で描いたみたい。好きな作品。
●パリのエッフェル塔　水彩画　エッフェル塔が大きくて印象的。雲もいい。好きな作品。
●ベニスのゴンドラ風景　水彩画　街灯が大きく描かれており、浮世絵ぽい。好きな作品。
●指描き模様の皿（布志名焼）　大皿　絵本『アナンシと6ぴきのむすこ』のアナンシの模様みたい
●東海道五十三次　版画　端正

　

鬼灯タワー

義父の初盆。大分の母が鬼灯タワーなるものをお供えにくれた。初めて見た。10年前くらいから大分では流行っているという。ありがとうね。

写真de俳句「夏の山でハイキング」で人

写真de俳句「夏の山でハイキング」で人をいただきました。ありがとうございます。

生臭き沼田場の水や青葉山　　　　　　　　　　　　　　丸山隆子

近くの山を登っていたら、猪のヌタ場がありました。臭くて臭くて、今、そこで背中をゴシゴシこすっていたのではないかというくらい。今にも、猪が現れそうで怖かった記憶があります。

でも、他の方の句をよんでいると、上手すぎて凹みます。自分のペースで少しずつ前を行こうと思います。

鮭バッグ

　関ジャニ∞が参加する予定だった日本最大級の野外音楽フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022」が台風の影響を懸念してで中止に。すると、関ジャニ∞がインスタライブで「ふりむくわけにはいかないぜ」を披露してくれた。この気持ちがうれしい！

　また、ももクロさんのグッズ・鮭バッグがエイターにより完売とか。なぜ、エイターが鮭バッグに食いついたかというと・・・。関ジャニ∞のメンバーの丸ちゃんが「シャケ」という言葉の響きが好きなので、ライブでは丸ちゃん用に「鮭」とか「シャケ」とか書かれた団扇を丸ちゃん担がよく持っているくらいなのだ。だから、鮭バッグを丸ちゃん担が購入したのである。完売お礼に、ももクロファンが森永のチョコモナカジャンボや関ジャニ∞のＣＤを買っているらしい。ありがたい！

　「関ジャニ∞のあとはご自由に」いつもは、役者さんが大枠を決めてアドリブドラマをするが、役者さんなしで丸ちゃんが大枠を決める回。いつもは、リードする役者さんがいない中、自分たちで着地点を探らなくてはいけない。瞬時に次を察して演技する関ジャニ∞のチームワークの良さにグっときた。大倉くんのパスをうまく処理する村上くんの勘のよさに脱帽。この番組は、本当におもしろい！