茨城から八ヶ岳南麓へどどんぱっ

今までのタイトルがブログの内容に合わなくなってきたので、模様替え。

老い

2018-02-14 23:36:59 | Weblog
元同期の職場を去ってしまった友人に半年ぶりに会った。

会った直後にB子は目をウルウルさせているから、
おや?もう花粉飛んでる?
と、驚いてたら、

B子はやがて号泣しだして、
驚いてるワタシに、
懐かしい顔をを見た途端、
気が緩んで、、、

と、昼間、B子が遭遇した、
親の老いを感じた出来事を語り、
胸が締め付けられた。
という話を語ってくれた。

どうする事も出来ない。

そうか、、
そういう事ってあるよね、、
やがて私の親に起きる事かも、、
というリアルティを感じながら、ただ聴いてるだけしか出来なかった。

若い時の出来事であれば解決へと、
答えがあったり、方向転換とか、
何かのアクションを起こす事が出来る事が多いけど、
老いに遭遇した時は無力だ。

ただそれを一つづつ受け入れるしかない。


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平野歩夢くんのインタビューにやられた、、

2018-02-14 22:29:09 | Weblog
NHKニュースウォッチ9のハーフパイプの銀メダリスト、
平野歩夢くんのインタビュー、
やられた。。

こんなに一言一言が、
心を捉えるインタビューって、なかった。

ライバル、ショーンとの戦いの事を聞かれた時、
歩夢くんは、一生懸命考えて、考えて、
言葉を出そうとしてるが、中々言葉が出てこなくて、
その何秒か、何十秒か、
一体何て答えるんだろう?と、
本当に待ち遠しくて、
次の言葉がこれほど待ち遠しかった事って、なかった。

真剣に歩夢くんが考え続けていたことが伝わった。

前回の銀メダルと今回の銀メダルの重さを聞かれた時、
今回の方が重いですね。
と物理的な重さを答えた事には笑えるが、
15才のあの時、勢いで取った銀メダルと
今回の銀メダルの重さが全然違うのは私達はわかってる。

歩夢くんは昨年、競技中に落下して靱帯切って、
地道なリハビリして、
やっと復帰できて、
でも4回転が恐怖心で飛びなくなってしまった事も
私達は皆んな知っているよ。

そんな大変な事、乗り越えて来た事、
これっぽっちも語らず、
哀調で語る事も、
誇大に語る事もせず、
淡々と自分の気持ちをストレートに語る
歩夢くん。

「素がキレイ」
世の垢にまみれたオバさんには眩しい存在の若者だった。
およそ今自分の周りにいる人間というのは
多かれ少なかれ必ず
衣、人によっては鎧さえ身につけているのだ。

ない、歩夢くんには何もない。
素だ。
そしてその素は何てキレイなんだ。

ショーンに負けた悔しさも、
でも叶わなかった事を素直に認めた事も
ストレートに伝わってきた。

歩夢くんが恐怖心に打ち勝つキッカケになったのが、
ショーンの大怪我で63針顔を縫う怪我の後に
「もっと強くなって自分は帰る」
という彼の言葉だったとか。

お互いに相手を意識して、
自分を抜くのは彼しかいない、と認めあっている。

負けた次の瞬間、
相手とハグして
勝利を讃えてる姿。
二人にしか通じない空気感がそこにある。
誰も入り込めない、
切磋琢磨して競い合ってきた二人だからこそ、
出来るノーサイドのハグ。

何ていいライバル関係なんだろ。

平野歩夢くん、
今日のインタビューにオバさんはやられた。
キャスターの有馬さんも平野くんのインタビューは良かった、
と感想を述べていたけど、
素を失ってしまった、もう若くはない大人には
平野歩夢くんの言葉が眩しすぎたんだよ。

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