ソールライター写真展、鑑賞

先日、雑誌のグラビアに掲載されていた彼の数枚の写真に惹かれ、
ソールライターの写真展が渋谷のBunkamuraで開催されている事を知り行ってみた。

この人の感性は自分にフィットする。
いい。
色づかいや構図、思わず足を止め、見入る写真がいくつもあった。
最後に売店で彼の写真のポストカードがいくつか売っていたが、
ポスターにもなっている代表的なピンク色のアンブレラの写真とか、数点。
でも、私が思わず、いい！って、足を止めた写真はそれではないんだよな、、
と、無念。
もちろん、その写真も私が行きたい！と思わせるキッカケになった写真なので、
悪くはないのだが、もっと私にビッときた写真は他にあったのだ。

写真集もあったのだが、2700円ちょっと。
うーん、、、物は基本増やさない生活をしているからな、と躊躇し断念。
彼の他の写真集に比べればかなりお得な価格設定ではあったが。
どうしても欲しければ３月まで展示会やっているから買ってくればいいし、と
彼の展示会のチラシを折らずに持ち帰る為にクリアファイルのみ購入。

そして展示会の後に彼の出演したドキュメンタリー映画も上映されていたので、
こちらも鑑賞してきた。

この映画のキャッチコピーになっていた彼の言葉、
「人生は何を手に入れるかより、何を捨てていくかが大切。」
その言葉よりも（それは彼の人生の中の非常に狭義な意味で使っていた言葉だったし）
私に響いたのは映画の最後に流れた彼の言葉だった。
それはここに書くと非常に陳腐に聞こえてしまうので書かないが、
その映画を見てきた最後にその言葉を聞いて、
そうか、、
と、深く入り込んできたのだ。

帰り道、
彼の日常の生活の中に美を見いだす写真に感化され、
私も雨に煙る渋谷の街の美しさにハッとして一枚パチリ