茨城で、どどんぱっ!

今までのタイトルがブログの内容に合わなくなってきたので、模様替え。

ベートーベン生誕250周年だ

2020-01-24 17:07:37 | Weblog
先日、他のコンサート会場で入手したチラシで、
水戸で行われるベートーベン生誕250周年のコンサートが面白そうなんで
会社を休んで行ってきた。
トリオ・インクという日本人の川崎洋介さん他、外国人二人との三人の三重奏だ。

第1部は、ベートーベンの生き様のストーリーの話をナレーションで
語りながら、その当時にベートーベンが作った楽曲を
ピアノ、バイオリン、チェロの三重奏で奏でる。

大方のベートーベンの生き様は知っていたつもりだったが、
苦難、節目、その時々の曲を都度演奏してくれると彼の心情がその曲に投影されているようで、
より曲の理解が深まる。

大公という曲はナポレオンがウィーンに攻め込んできた時に
支援してくれてた伯爵、ルードリッヒがウィーンから去っていく時に作られた曲と知り、
その後に聞く曲の「大公」を聴くと、彼への尊敬と、それまでの親交の思い出、そして、
さようならのお別れを奏でているように聴こえてきた。

彼のその時々の感情の全てが曲に込められているように感じられ、
曲の一音一音、強弱に彼の当時の心中を思い測った。

バイオリンの川崎さん、チェロの音はとても綺麗だったが、
ピアノの音が少し硬いようで、私的にはちょっとここは不満足。

二部は「大公」を通しで演奏してくれた。
豊かな美しい演奏に聞き入り、
時にあまりに心地良いので少しうとうと。

いやぁ、いいコンサートだった。
これで二千円とは安いね。
ここまでの交通費の方がチケット代より高かった。。

又もや曲の途中で感極まり泣きそうになり、
なんか、古澤巌さんのバイオリンを聴くようになってから、
私の中で干からびていた感性が少しづつ動きだした感じがする、最近。

このコンサート会場の水戸芸術館に併設の売店の品揃えが非常に良くて、
欲しいものだらけだった。
アートな立体カレンダーやメッセンジャーバック、ハガキ、オブジェ、
そしてCDの品揃えも聴きたくなる曲ばかり。

その中で小川倫生さんの「冬の言葉」というアコースティックギターのCDが
とっても気になって、聴いてみたいなぁ、
でも、どんな人か、どんな曲なのか、
全くわからないのので買う勇気がでず、試し聞きさえ出来たらなぁ、、、
と逡巡してたら、、、

あるじゃない!
その横に視聴用の機器にこのCDを含む3枚だけが試聴出来るようになっていて、
早速、喜んで試聴。
あ、思ったとおりの静かなキレイな音楽だ。
そんな訳で家でこの長い冬の夜長に聴くのにぴったりだな、と購入。

そう、こんな音楽CDにも、ビットが即、立つようになったのも、
古澤巌さんのおかげだな。
芸術に文化に感性が反応するようになってきた最近の自分。


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